おでこに目尻にクッキリと刻まれるシワ。人生の年輪ともいいますが、カサついた肌でシワシワ……といった状態は食の力で極力防ぎ、健康的な若々しい肌で清潔感を醸し出しましょう。

 中医学において、若々しい肌づくりの要となるのが「肺」と呼ばれる臓器です。肺は皮膚との関連が深く、肌に潤いや弾力を与えたり、その表面をガードする働きがあります。よって、肺の働きが低下すると肌にその状態がてきめんに表れて、乾燥したりシワができてしまうのです。要は肺が潤っていれば、肌も潤い、シワも改善できるということ。実はシワが加速的に増えるシーズンがあります。それは、まさに今。秋は一年でもっともシワができやすい季節! 空気が乾燥する秋は肺も乾燥しがちで、ひいては肌も乾燥してシワの原因になってしまうのです。肺に潤いを与える食材を取り入れて、体の中から保湿に努めましょう。

 おすすめなのが豆腐です。肺の働きを高めるとともに、潤いを与えてみずみずしい肌づくりに貢献します。手軽に飲める豆乳でもOK。牛乳も体に水分をたっぷり補充して、肌のカサつきを改善するのに役立ちます。野菜ではナガイモが肺の機能をアップして潤いを与え、アンチエイジングにもおすすめです。

 魚介類ではホタテが役立ちます。体の水分を補い、アンチエイジングや若々しい肌づくりの強い味方です。

 そのほか、レンコン、大根、白菜、カキなども良。これらのラインアップを見てピンとくるかもしれませんが、実は「白い食材」はシワ撃退に効果的なのです。肌が乾燥したら、とにかく白い食材を多めに取って、しっかりと体内から潤いを与えましょう。

 また、シワ撃退に効果が高いのがナッツ類。かさついた枯れ肌救済に役立ちます。松の実は「海松子」という名前で、全身に潤いを与える生薬としても使われるほどのパワーあり。その効能は「潤沢皮膚」といわれ、シワを解消し、肌につやを生み、顔色の悪さを解消する効果もあります。

 ピーナツも肌をしっとりと保つ効果大。くるみも若々しいピンと張った肌づくりに欠かせないナッツです。「70代でも10代の肌を保った」という西太后が欠かさず食べていたといわれ、潤い効果に加えてアンチエイジングパワーも絶大。そのほか、ピスタチオやカシューナッツもおすすめです。また、もっともお手軽なのは白ゴマで、肌の乾燥が気になるときは、料理にふりかけて「保湿めし」に変身させましょう。

■シワ改善薬膳レシピ

潤い白やっこ

 肌に潤いを与え、シワ撃退によい白食材の豆腐、ホタテ、白ゴマを使った薬膳レシピ。ホタテ缶の汁は「潤いエキス」なので、あますことなく使いましょう。時間があるときは、松の実やくるみなどのナッツ、刻んだナガイモをのせれば、さらに効果がアップ!

【材料】
●絹ごし豆腐  1丁
●ホタテ缶(小) 1個
●白ゴマ  適量
●しょうゆ  適量
●わさび  適量
●クコの実  適量

【作り方】
 器に豆腐を盛り付け、ホタテ缶の身をのせ、缶汁もかける。白ゴマをふり、あればクコの実をのせる。しょうゆ、わさびで味付けを。