トップ画像はマツダスタジアムから東へ約1キロのところを流れる府中大川(7月7日午前5時過ぎ撮影)

 

7月5日より全国の広範囲が大雨に見舞われ、広島県内でも7月6日早朝より山陽自動車の一部閉鎖や山陽新幹線の運転見合わせなど都市インフラにも大きな影響が出た。

このため大会本部では7月7日に広島市南区のマツダスタジアムで開催される予定だった第100回全国高校野球選手権広島大会の開会式とそれに続く1回戦1試合は7月8日へ順すると7月6日の時点で発表した。

その発表によると、8日にマツダスタジアムで午前10時30分から開会式を行い、午後1時から宮島工−盈進の開幕ゲームを行う。9日には1回戦13試合を行い、予備日になっていた10日に同じく10試合を行う。

やまなみ三原市民球場で9日に予定されていた尾道―近大福山、三原―戸手の2試合は10日に尾道市しまなみ球場に会場を移して行う。

ただ、7月6日午後2時過ぎから広島市内では避難勧告が次々に発令され、午後7時40分には広島県に「特別警報(大雨)」が発表された。

また同じ時間に広島市南区の荒神町、大州小学校区の府中大川の洪水浸水想定区域に避難勧告が出された。マツダスタジアムのあるエリアだ。

7月7日、夜が明けると同時に福山市、府中市、三次市、庄原市、東広島市、竹原市、呉市、広島市内各地、安芸郡坂町などで土砂崩れ、土地の水没、交通の遮断など大きな被害の実情が相次いで報告されるようになり、自衛隊への出動要請も続いている。

広島市安佐北区では三篠川にかかる芸備線の鉄橋までもが流されており、今後の被害の広がりは未曽有のものとなる恐れもある。

JR呉線も土砂で寸断され、呉市内から広島方面へ向かう国道も土砂で覆われ、山陽本線ですら広島市安芸区瀬野川沿いでは水没直前の状況で、瀬野川と並行して走る大動脈の国道二号線は川の流れに耐え切れず崩落した箇所がある。

このような状況で、広島県内91校88チーム全ての安全と日常が確保されているとは考えにくい。

また試合会場が呉市、福山市、三次市、東広島市などいずれも大きな被害の出た地域にあるため運営にあたっては大きな困難が予想される。

7月7日午前9時過ぎ、広島市内では晴れ間がのぞき、午前11時前には「特別警報」は解除された。

しかし時間の経過ととに、県内各地で次々に新たな被害状況がニュース報道などで伝えられている。(7月7日午前11時30分時点での記事です)