第99回全国高校野球選手権広島大会、準々決勝の第1試合が7月22日、しまなみ球場であり14−3のスコアで新庄が大竹を退けた。

大会3連覇を目指す新庄は5年連続の決勝進出。ノーシードから55年ぶりのベスト4に勝ち上がってきた大竹は初の決勝進出を逃した。

試合後に新庄の迫田守昭監督が残した第一声がずべてだった。

「当初から3点…と思っていましたが、まあきのうに続く連投ですから、いいピッチャーなんですけどほんと大変だと思います。きのうも130くらい放ってますしね。その変の差が出たような気がしますね。私どものピッチャーはきのう4、50くらいしか放ってませんのでね。連戦はやはりきついと思います」

迫田監督が「大変だったと思います」との言葉を投げかけたのは大竹の絶対的エース、臼井大翔(3年)のマウンド…。ここまで5試合で496球を投げてきた。

それでも一、二回は新庄の強力打線を相手にノーヒットピッチング。だが、三回、先頭の八番・脇本尚幸(2年)に四球を与えるとそこから球がバラつき始めた。

九番・竹辺聖悟(2年)の時、新庄はエンドランをかけ遊ゴロで一死二塁。さらに一番に戻って古川智也(2年)も四球。二死から新庄のクリーンアップに3連打が出て4対0となった。

直後の四回に大竹は3点を返してなおワンアウト二、三塁。ここでイッキに勝ち越せば新庄に与えるプレッシャーも変わってきたはずだが、セーフティスクイズ失敗などで逸機。今大会で初めて失点した新庄の先発、竹辺聖悟を助ける結果となった。

四回以降も大竹の臼井は球が走らず、失点を重ねた。六回にはレフトの森大和(2年)が白井を救援、新庄打線をかわしにかかったがそれもかなわず、1イニング6失点で大勢を決することになった。

新庄は15安打で14点。足を絡め、果敢に次の塁を狙う攻撃は鮮やかで、甲子園を想定したプレーが随所に見られた。

午後からは広陵とノーシードから勝ち上がった広島商が新庄との決勝戦を懸けて対戦する。