初勝利を手にしたヨンソン監督、しかし連戦を乗り切らないとその先はない(トップ画像説明)

(明治安田生命J1リーグ第20節、8月5日、ヤマハサッカースタジアム)

サンフレッチェ広島はジュビロ磐田に3−2で逆転勝利、8試合ぶりに勝ち点3を手にした。

前節、初陣のサガン鳥栖戦(エディオンスタジアム広島)に0−1で敗れたヨンソン監督にとっても嬉しい初勝利。しかも、ワントップのパトリックが全得点に絡む活躍で、リーグ最少失点だった相手の守りをこじ開け3得点!

「前線にファンタジー(閃き、創造性あるプレー)を求める」というヨンソン監督の思い描く形が早くも実を結びかけている。


この結果、サンフレッチェ広島は勝ち点14で17位は変わらず。18位のアルビレックス新潟は横浜F・マリノスに0−2で完敗、勝ち点9のまま。

前節まで16位の大宮アルディージャは、ペトロビッチ監督解任を受け新体制で臨んだ浦和レッズと1−1で引き分けて勝ち点16。サンフレッチェ広島がじわりとその差を詰めた。

前節まで15位のヴァンフォーレ甲府は後半43分、ウイルソンのゴールでガンバ大阪を下し、勝ち点19として得失点差で14位に浮上。逆に首位のセレッソ大阪に1−3で敗れたコンサドーレ札幌が15位に後退。

サンフレッチェ広島はJ1残留圏内の15位までまだ勝ち点5の差をつけられており、いぜん厳しい状況に変わりない。しかし、6連勝中だったジュビロ磐田をねじ伏せてのこの1勝がチームを活性化させるのは間違いない。

8月9日(水)にはガンバ大阪戦(エディオンスタジアム広島)が、13日にはベガルタ仙台戦(ユアテックスタジアム仙台)が控える。21本ものシュートを打たれ失点2のディフェンスなど、戦いながらの修正を強いられる中、右膝に爆弾を抱えるパトリックの起用法も含めてこの2試合をどうモノにできるか?

「連勝」の扉をこじあけることができれば、その先の可能性が膨らんでくる。

〜2度追いついて突き放す、パトリック縦横無尽〜

前節、敗れはしたが相手を9本上回る16本のシュートを放ち、「勝利に値するパフォーマンス」と評したヨンソン監督の見立ては間違いではなかった。

前節と同じスタメンで臨んだこの一戦。

GK 中林
DF 丹羽、千葉、水本、高橋
MF 青山、野上、アンデルソンロペス、柴崎、柏
FW パトリック

前半15分にPKを献上して先制されたが、前半24分に柏がパトリックからのパスを受け浮き球のシュートですぐさま同点に追いついた。

しかしその4分後に勝ち越され前半は1−2で折り返し。後半13分、青山のスルーパスからパトリック、左足からのグラウンダーでGKをかわして同点ゴール。

その5分後にはアンデルソン・ロペスが中央から右足で決勝ゴールを蹴り込んだ。アシストはここもパトリックだった。

チームが前回、勝ったのは第12節、5月20日のヴァンフォーレ甲府戦だった。実に2カ月半ぶりの勝利。

それだけ1勝することが難しい。

そんな現実と向き合いながら次節は「待望のホーム初勝利」へ。夏休みのエディオンスタジアム広島、8月9日午後7時、注目のキックオフ…