記念撮影で選手と握手しているのは画像右から、特別協賛・株式会社 バルコムの山坂哲郎 代表取締役、広島市の松井一実市長、長崎県サッカー協会の殿村育生会長、広島県サッカー協会の古田篤良会長、オレンジが広島、ブルーが長崎のユニホームでそれぞれ前後に原爆ドームと平和の像が描かれている。


広島からサッカーを通じて平和への思いを発信するHiFA 平和祈念 2019 Balcom BMW PEACE MATCHが8月7日、広島市安佐南区の広島広域公園第一球技場で始まった。

公益財団法人 広島県サッカー協会では、一般社団法人 長崎県サッカー協会とともに、この夏休みに「HiFA 平和祈念 2019」の4つのサッカー大会を新たにスタートさせるが、Balcom BMW PEACE MATCHがその先陣を切った。

同大会には広島県選抜U−15、長崎県選抜U−15、広島県選抜U−18、長崎県選抜U−18が参加する。

大会に先立ち開会セレモニーが行われ、広島県サッカー協会の古田篤良会長と、広島市の松井一実市長が挨拶。続いて広島市立戸坂中学校・生徒会長の中村衣吹さんと同副会長の柴田文音さんが自分たちで考えた平和宣言を読み上げた。

平和宣言全文

今から74年前、広島と長崎の青空に突如として黒く大きな影が広がりました。

その影は人々の笑顔や家族、日常を一瞬にして黒く染め、ありとあらゆるものを奪い去ったのです。

8月6日午前8時15分、8月9日午前11時2分。この時間は、人類の大きな過ちとして刻まれた時刻です。

だからこそ私たちは毎年、原爆投下のその日、慰霊式に目と耳を傾け、黙とうを奉げ、平和について学びます。そして千羽鶴を折ります。74年前の過ちを悔い、世界中の人々の平穏な生活に願いを込めて。

しかし74年の歳月は人々の思いや記憶を風化させます。地獄の中を生き抜いた人々も少なくなってきました。

広島の中学生に、親族の被爆経験の有無を尋ねても3割を切ります。

体験者や語りべの方の話を聞くと、戦争の残酷さや恐ろしさが鮮明に心に映し出され、家族や未来を失った人々の無念さに強く心が疼きます。

今、私たちは希望やものに溢れた豊かな生活を享受しています。明るい夜、心地よい室内、自由に語れる夢や憧れ。そしていつでも世界中の人と語り、美しいものを見聞きできます。

しかし、それらはいかに儚いものであるかも思い知らされます。

今や世界中には1万4千発にも及ぶ核兵器があります。それは幾度もこの地球を滅亡させる威力を持ちます。その恐怖や危機感から核兵器禁止条約発効のために尽力している人々がいます。

昨年ノーベル平和賞を受賞したICANも、それを阻止すべく活動をしています。

そのような平和の活動のひとつとして、中学生の私たちは鶴を折ります。世界中の人々と平和への願いを共有するために。

そして今日は広島、長崎の願いを込め、このピースマッチを開催します。

新しい時代に向け、希望と夢を、自由なボールに託します。

歓声と互いを讃え合える喜びを、あなたと共有するために。

輝く緑の大地に、豊かな希望溢れる私たちの時代を築くことを、宣言します。

 

このあとキックインセレモニーがあり、記念撮影のあと広島県選抜U−18と長崎県選抜U−18、広島県選抜U−15と長崎県選抜U−15が対戦した。

8日の午前10時からも広島県選抜U−15と長崎県選抜U−15が対戦し、11時半から広島県選抜U−18と長崎県選抜U−18が対戦する。入場は無料。

またHiFA 平和祈念 2019の別カテゴリーの3大会は次の日程で開催される。
詳細は広島県サッカー協会オフィシャルサイトで


Balcom BMW CUP 広島国際ユースサッカー
8月8日(木)、10日(土)、11日(日)
参加団体は広島県高校選抜U−18、サンフレッチェ広島F.Cユース、U18ライト トゥ ドリーム、シドニーFC(オーストラリア)
会場は広島広域公園第一球技場
入場料は大人・高校生前売り700円、当日1000円、中学生はともに500円。前売り3日間通し券は大人・高校生1500円、中学生1000円

Balcom BMW CUP 広島女子サッカーフェスタ
8月8日(木)、10日(土)、11日(日)
参加団体はU−16日本女子代表、U−16広島県選抜、U−16長崎県選抜、ゴールドコーストユナイテッドFCU−16(オーストラリア)
会場はエディオンスタジアム広島

U−12デンタルサッカーフェスタ
8月17日(土)、18日(日)
参加団体は広島市から中区、西区、安芸区、東区の4チーム
広島市以外の広島県から福山支部の2チーム、南支部1、西支部1、北支部1、尾三支部1の計6チーム
広島県外からは長崎、福島、山口、島根、鳥取、岡山から6チーム
以上合計16チーム
会場は広島広域公園第一球技場