画像は11球団中継を発表するDAZNのリリース


さすがに今回はカープファンも黙っていないだろう。特に県外のカープファンにとっては”死活問題”だ。

スポーツ・チャンネル「DAZN(ダゾーン)」では、3月20日(金・祝)より無観客試合として行われるプロ野球セ・パ両リーグの試合を、広島東洋カープ主催試合を除き11団すべてで中継すると発表した。

3月18日午後1時過ぎ、各メディアに向けリリースがあった。

リリースには11球団が連名で記されている。広島東洋カープだけ欠落している。

©読売巨人軍 ©ヤクルト球団/フジテレビ ONE ©YDB ©中日ドラゴンズ ©阪神タイガース
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仮にプロ野球公式戦が予定どおり開幕した場合でも、広島の主催ゲームが見られない状況ではあった。2019年シーズンからDAZNとの契約を解除したからだ。

逆に読売グループのキラーコンテンツとして我が道を行っていた巨人は2019年シーズンから”DAZN連合”に加わった。DAZNにしてみれば飛び上がるほどのビッグニュース!? ところが今度は広島…

広島は、この非常事態に際しても、DAZNとの契約を見直さなかった。もちろんそれは球団主体での判断であり”外野”がどうこう言うことはできない。

おかげでカープファンだけは、チームを応援するに当たり他の11球団のファンにはない余分な負荷をかけられることになった。開幕イコール客席にファンを入れての公式戦となるはずだが、一方で開幕日が伸びれば伸びるほどカープファンとカープの関係は疎遠になる。

広島の常識は球界の非常識となり、カープファンだけが置き去りにされた。

有料配信サービスで着々とその守備範囲を広げているDAZNにスポーツに興味のある視聴者が集まっていくという流れはもはや止めようがない。巨大資本のDAZNは、スポーツ中継以外のスポーツソフトにも次々に手を伸ばしており、広島だけがDAZNに背を向けたところでどうなるものでもない。

ただ、その独自の選択がプロ野球ファン全体に与える影響も大きく、ファンから批判の声が上がるのは火を見るより明らかだ。

広島東洋カープは2月23日、マツダスタジアムでおよそ4万6000枚の抽選券を配り、その当選者1200人に対して3月1日、マツダスタジアムの窓口で主催試合のチケットすべてを発売したことで強烈な批判を浴びた。

3月1日のマツダスタジアムの様子をヤフーニュースに配信した中国新聞記事には1400件を超えるコメントがつき99パーセントはその姿勢に批判的だった。

日々の新型コロナウイルス関連ニュースの中でもこれだけの数のコメントはなかなかつかない。

おそらく今回も似たような状況が予想される。

ファンファーストで考える、という発想の欠如が、3月1日の公式戦全主催試合の窓口販売や今回の”DAZN配信拒否に繋がっている、と考えた方が合点がいく。

球団内部から「いちいちファンの言うことなんか聞いとれるか!」という声が聴こえてきた、という過去の事実も、こういうことがあるたびに明記しておくことになる。

ひろスタ特命取材班

さらに詳しい情報は、2000年10月よりカープをウオッチングし続けている(一日も休まず更新中)携帯サイト「田辺一球広島魂」で!「田辺一球」「スマホ」で検索。