広島大学病院の入院棟に手を振る城福浩監督(左端)

 

安倍首相は5月14日、自民党臨時役員会で47都道府県に発令した緊急事態宣言で39県は解除すると表明した。

これにより解除された県ではそれぞれがその地域に応じて個別の対応を取りやすくなる。もちろん新型コロナウイルス感染者数の動向などによって解除の度合いも変わってくる。

一方でプロ野球やJリーグなどのプロスポーツ興行を考えた場合、こうした地域差が生じているうちは知恵を絞っていかないとなかなか前には進まない。当り前の話だがリーグ全体で足並みが揃わなければ前には進めない。相手なしでは試合は成立しない。

39県にはカープ、サンフレッチェ広島が本拠地を置く広島県も含まれている。4月13日に活動休止を発表したサンフレッチェ広島はあす15日から全選手を4組に分け時間をずらしての分散練習を再開させる。

サンフレッチェ広島の城福浩監督は前日(13日)、広島大学病院(広島市南区)を訪問した際、今後の見通しなどについて次のように語っている。



城福浩監督の話

―国、広島県の状況とも若干ではありますがコロナ問題、いい方へ向かいつつあります。

僕らは、まず自分たちが緩まないということがすごく大事です。再開の日は徐々にではありますが近づいてきている感覚はありますので、そこに向けて今やるべきことをしっかりやっていれば何も慌てることはありません。どこも同じだと思いますが、チーム全体でトレーニングが始められた時には厳しく楽しくやって、待ちわびてくれているファンと一緒に喜び合える試合をしたいですね。

―時間の経過とともにお持ちのプランも変わっていきますね、今は?

5月に我々ができる活動の中で、コンディションに差があればできるだけ詰めておきたい。いいコンディションの選手が立ち止まって、ちょっと落ちてしまった選手を待つんじゃなくて、いいコンディションの選手はしっかり前に走る、どんどん上げていく。セカンドグループがそこにどういう追いつき方をしていくか?いくつかのイメージを持っていますから、そこでケガをさせないように、かつ効率よくコンディションを最終的には統一させていく。そのためにいろいろなアイデアを用いてやりたいですね。

―今、お話されたケガ人を出さないことと、過密スケジュールに対処すること、相反するふたつの課題が待ち受けています。

ケガは誰もしたくない、させたくない。…ゲームの中でのケガはあるかもしれませんが、それ以外ではケガをさせないこと。選手層の厚さの勝負になってきますので、そこはしっかりとやっていきたいと思っています。