トップ画像は、久々にピッチの上に一同が会し、元気いっぱいのサンフレイレブン


政府の緊急事態宣言全面解除の動きを受け、プロ野球とJリーグが動き出した。

プロ野球は5月25日、臨時12球団代表者会議をオンラインで開き、開幕日を6月19日に決めた。当面は無観客試合となる。3月29日の当初予定からおよそ3カ月遅れ。

Jリーグも6月後半もしくは7月の公式戦再開を見据え、この日、J1各クラブが全体練習を再開させた。

開幕戦でホームに鹿島アントラーズを迎え快勝発進したサンフレッチェ広島も広島県内で全体練習を再開させた。

広島県が感染拡大警戒宣言を出した翌日の4月14日にチームの活動を停止。選手は”自宅トレ”の期間を経て、5月15日からグループ練習に移行、さらに一週間後の22日には午前と午後の2班での練習にステップアップしてきたが、この日、晴れて29選手が一同に会した。

およそ20分間のミーティングのあと、グラウンドに集まった選手に、城福浩監督からケガに注意すること、自分のペースを守ること、心肺機能を上げながらチャレンジしていくことなどの留意点が改めて伝えられた。

アップに続いて5人ひと組でボールゲーム。ピッチの上でのボールタッチの感触を確認したあと、選手にとっては恐怖の?レペティショントレーニングが行われた。

心肺機能の差や調整具合によって5班に分かれた選手たちは、それぞれの力量に応じてタイムを設定され、スプリントに近いスピードでのランと短い休息を繰り返した。

レペティショントレーニングでは、スピードを出す脚力を鍛えることができる。と同時に、筋肉内に蓄積することで疲労に繋がる乳酸の発生をより遅いタイミングまで抑える乳酸耐性を強化できる。

要するに、より速いスピードで走り続けることができるようになる。

レアンドロ ペレイラ、ハイネル、エゼキエウの3選手はこの”ギリギリトレ”不参加となったが、ドウグラス ヴィエイラは川辺駿、野津田岳人、茶島雄介らと同組になっても最後までその先頭を走った。

城福浩監督の狙いどころは「個別性を重視」しながらケガしない「練習の強度ギリギリ」の水準で、全体のレベルを引っ張り上げることによって対人トレーニングが可能な状況を早期に作り出すこと。対人トレで個別の動きをチェックして、そして戦術トレに入り、あとは鹿島アントラーズを3−0で撃破した2月23日当時のチーム力にまず戻す。

だが、戻しただけではNG!

夏場のハードな環境下で続くことになる連戦に耐えるには「選手層を厚くする」ことが不可欠であり、そうでなければ上位争いに加われない。

城福浩監督の話
(新型コロナウイルス感染対策で)気をつけることは多くなりますが、全体でトレーニングできるようになって、いよいよカウントダウンのイメージが出てきました。(個々の選手の)全体の中でのコンディションの位置づけができたのでやはり全体練習はいいなと思います。

なるべく持久力、回復力を個人個人で上げていく。その上げ方はギリギリのところを狙っているのですが、個別性を大事にケガをさせないようにしながら上げていく…グループ別で少し個人のバラつきが出てきたので、ここから先、全体のフィジカルを上げてばらつきをなくしていくことをやりながら、対人のトレーニングをしっかり盛り込み、厳しいトレーニングができるようにならないと戦術の確認もできません。ひとつひとつクリアしていきたいと思います。

(過密日程対策で)選手としては今辛いメニューかもしれませんが、とにかく回復力を高める、そして選手層を厚く。全体で戦術の確認ができるようになった時には、激しいトレーニングをしながらレベルアップできれば、選手層も我々の武器になってくると思います。

佐々木翔主将の話
全体練習でさらに密になる可能性もあるので、そういったところのケアや、リーグを再開していく時に向けて、僕らが注意すべきこと、チームの活動が停止にならないための、そういう内容が(ミーティングでは)多かったですね。

みんなで集まってできるのは嬉しいですね。まずはコンディションを戻すこと。個人個人がケガしないように、いかに強度を上げていけるかが非常に重要なところ。監督たちがメニューを考えてやってくれる中で選手はケアを怠らないこと。いい練習ができる準備を常にすることが大事だと思います。


※練習画像はひろスポ!に掲載しています。