これまでたくさんの人たちの手によって育てられてきた広島女子サッカーの新たな夜明け…(画像はイメージ、ひろスポ!撮影)

 

「WEリーグ」は8月1日の午前中に、7月末の締め切りまでに17団体からの入会申請を受理したと発表した。

今後は、外部有識者も交えた審査委員会で地域性、ホームタウンのバックアップ体制、スタジアムの状況などが審査され、10月に参入クラブが決まり2121年秋スタートへ備える。

日本に女子プロスポーツを根付かせ、女性活躍社会をけん引するために、WEリーグ参入にあたってはリーグの理念である「女子サッカー・スポーツを通じて、夢や生き方の多様性にあふれ、ひとりひとりが輝く社会の実現発展に貢献すること」を実践する姿勢が求められる。

そのための具体的な方策として、チーム運営やクラブの人員体制などでいくつかの独自基準が定められている。

参入基準の中には、発足時にコーチングスタッフや役員に女性を1名以上含むこと、さらには3年以内に職員の半数以上を女性にする、というものもある。女性の社会進出が世界的に見ても見劣りする日本社会に、新たな風を送り込むことは間違いない。

一方で、参加表明団体は人材確保など、様々な課題に直面する。ホームタウンでの県や市からの”アシスト”も絶対条件だ。

もちろんプロとしてのレベルを最大限に引き上げるためにA、B、Cの3種の契約形態においてプロ契約する選手の質の確保や、人格教育も含めた指導、ケアに携わるコーチ、スタッフの充実も欠かせない。

こうしたシビアな”現実”を考慮して6月に入会申請が発表されて以降、参入に意欲を示していたにも関わらず最終的には手を降ろした団体も相当数あった、という。

そんな中で広島からはサンフレッチェ広島とディアヴォロッソ広島が申請を終えた。

公益財団法人 広島県サッカー協会も、この2団体について、下部組織の育成やスタジアムに関する調整や運営など様々な面での協力体制を構築し、広島の女子サッカーの普及・発展に積極的に取り組むことをWEリーグに伝えている。

なお17団体の内訳は、なでしこリーグ1部と2部、さらにチャレンジリーグ(3部)を運営している団体から12となっており、サンフレッチェ広島やディアヴォロッソ広島のように新たに女子チームを設立して臨むという団体(女子地域リーグ以下含む)が5となった。

 

 

WEリーグ 岡島喜久子チェアのコメント

WEリーグは新型コロナウイルス感染症との戦いの最中に誕生しました。暮らし方や働き方、人との関わり方に様々な変化があり、さらにはこうした厳しい時期だからこそ、日本社会の希望になることを目指して船出を決定しました。

日本が世界一の女子サッカー、世界一のリーグ価値を目指すなかで、次のステージに進もうとする全国の17もの仲間からの申請をいただけたことを非常に嬉しく思います。

この17という数は、日本女子サッカーのポテンシャルが高い証でり、輝かしい未来の象徴だと強い喜びを持って受け止めています。ここから6〜10クラブに絞らなければなりませんが、リーグの責任者としてお受けした申請に対して最大限の責任と使命感を持って向き合い、審査を進めてまいります。