画像は広島新庄の宇多村監督



夏季広島県高校野球大会(広島県高校野球連盟主催)第7日は8月1日、尾道市のしまなみ球場で準々決勝3試合があった。第4試合の瀬戸内―武田は一回表終了のあと、雷による約30分の中断を経てノーゲームとなった。同カードは8月2日午後0時30分から改めて行われる。

 

第1試合は2−2の九回に3点を奪った高陽東が粘る神辺旭を振り切った。神辺旭は23年ぶりベスト4を逃した。

高陽東 002 000 003 5
神辺旭 010 001 000  2

六回に同点にされた高陽東は七回から左腕の石本を投入して再び試合を落ち着かせた。

迎えた九回の攻撃。神辺旭の左腕、木村の球数が100球を超えてきたところをとらえ、四球と内野安打で築いたチャンスにこの試合初打席の石本がレフト線ギリギリに落とす適時二塁打。勝ち越しに成功するとさらに九番田川の初球打ちが2点三塁打となり勝利を引き寄せた。

高陽東は4回戦でも最終回となる七回に4点を奪って総合技術に逆転勝ち。勝負どころで繋がる打線は沖元監督の目指すチーム作りの成果でもある。

 

第2試合、広陵と広島新庄の強豪対決は壮烈な打撃戦の末、9−8で広陵に軍配が上がった。

新庄 300 021 200  8
広陵 000 231 12 x  9

広島新庄は初回、今大会で3度目の先発となる広陵工藤の立ち上がりを攻めて3点を先制。一度は試合の主導権を握ったかに見えた。

四回に1点差にされた直後の五回にも一死から二番浜岡以下の3連打で満塁として五番野崎の犠飛、さらには六番明光の適時打で再び3点差とした。工藤に対して左バッターが各自工夫して内容の濃い打球を飛ばし、五回を終えて9安打。

しかしその裏、大会3完投の秋田が3点を失い試合はまた降り出しに。六回に三番で主将の下が広陵二番手の松田から犠飛を上げて勝ち越してもその裏、すぐにまた広陵は追いついてきた。

七回、広島新庄は背尾、賀谷の七、八番の連続タイムリーで8−6した。

ところがその裏、広陵主将の宗山に適時打され1点差に詰め寄られると八回、無死一、二塁のピンチを迎えた秋田を救援した今井もつかまりこの回で勝負あり、となった。

敗れた広島新庄は8月11日、センバツ中止を受けて開催される甲子園での交流試合、天理戦に備える。

勝った広陵は夏の甲子園には繋がらないが、広島の高校野球史に名を遺す今夏の広島王者を目指す。

 

第3試合は2−1の九回に6点を奪った広島商が呉港に8−1で勝った。カープで1987年から2003年まで一、二軍のバッテリーコーチを務めた呉港の片岡監督にすれば10安打を放ちながら繋がらなかった打線が誤算だっただろう。

逆に2年連続の広島王者を目指す広島商は九回、5本の短長打を集中する勝負強さで4強に進んだ。

広商 100 000 016  8
呉港 000 000 010  1