画像は矢崎

 

9月3日 ●0−6 中日 ナゴヤドーム
通算25勝32敗6分け(首位巨人まで最大12差となり5位変わらず)
18時00分開始・2時間40分、3,958人
相手先発 福谷7回3分の2、7安打無失点
本塁打 ―

一番センター大盛
二番セカンド菊池涼
三番キャッチャー坂倉
四番ライト鈴木誠
五番ファースト松山
六番レフトピレラ
七番サード安部
八番ショート田中広
九番ピッチャーK・ジョンソン●(10試合7敗)4回61球4安打5失点(自責5)
薮田
菊池保
矢崎


広島は中日との3連戦で2度の完封負け。前半60試合ではなかった0封負けが後半スタートの3連戦でいきなり2度…

これで今季7度目の借金7ワーストタイの危険水域。巨人までのゲーム差は最大12と開いた。とっくに”終戦”は迎えているものの、まだ2位は狙える状態なのに明るい材料が極端に少ない。

それにしてもK・ジョンソン…。結果的にはその負け数とチームの借金が重なった。もうローテから外してもいいだろう。結果論ではあるが曾澤のせいでも、石原慶のせいでも誰のせいでもない。この日は坂倉と組んで初の先発マウンドというシチュエーションだったものの何も変わったものは見られなかった。


メンタル面で言えば初回、二番の平田に初球ファウルのあと投じた4連続ボールでもうわっている。そのたびに足元に視線を落とすいつもの所作。それをやると必ず自滅する。

続いて打席に迎えたのは対ジョンソン、として故障明け一軍に戻ってきた福田。その2球目をレフトスタンド上段に持っていかれた。前回対戦時にも四球、四球、レフトフェン直打という顔合わせ。相手に読み切られ、振り切られた。

三回には、先頭福谷の左前打をきっかけに連打と四球絡みで3失点。被安打4で計5失点ではいかんともしがたい。

何度トライしてもおんなじ。

K・ジョンソンが前回、中日戦に先発したのが8月12日のマツダスタジアム。結果は5回3分の1、4失点負け投手。その時、”指摘”したデータは以下の通り。

……

ジョンソンの今季成績
6月23日 巨人(東京ドーム)5回6安打3死四球3失点(自責3)
7月1日 ヤク(神宮球場)5回7安打1死四球4失点(自責3)
7月8日 DeNA(マツダ)7回6安打2死四球3失点(自責3)
7月15日 巨人(マツダ)5回5安打4死四球5失点(自責5)
7月30日 中日(マツダ)6回6安打2死四球2失点(自責2)
8月6日 ヤク(神宮球場)3回7安打2死四球5失点(自責4)
8月12日 中日(マツダ)5回3分の1、5安打4死四球4失点(自責3)

K・ジョンソンは昨季まで2年続けて11勝をマークした。2018年は9回で与死四球が約3.3個、2019年は同じく約3.7個。それが今季は4.5個に増えている。

それが大した差じゃないかどうか、は失点の仕方を見れば分かる。

6月の東京ドームは五回、3連続四球で押し出し。この試合では初回に四球なしでも失点しているから四球失点率は50パーセント。

7月1日の神宮球場も四球失点率50パーセント。四回、先頭の村上を歩かせて続く西浦に2ランを許した。

7月8日のDeNA戦は四球失点率100パーセント。いきなり立ち上がりで先頭の梶谷に四球、併殺崩れで1失点。さらに七回にも先頭の佐野を歩かせて失点。左打ちの相手の主砲との勝負を嫌っては失点のパターン…

7月15日の巨人戦は四球失点率.667。三回にヒット、四球、四球の満塁から岡本の併殺崩れの間に失点。五回には先頭の北村を歩かせてウィーラーに一発…

7月30日の中日戦だけが唯一、四球が失点に絡まなかったケース。

8月6日の神宮では序盤3回でいずれも失点。そのうち二、三回の失点に四球が絡んだ。

以上まとめると失点したイニング計18回のうち12回は四球絡み。

……


以上のデータにその後の投球を加えてみる。

8月20日 DeNA(マツダ)5回3分の1、8安打4失点2死四球(自責4)
8月27日 DeNA(横浜スタ)6回6安打3失点4死四球(自責3)
9月3日 中日(ナゴヤド)4回4安打5失点2死四球(自責5)

マツダでのDeNA戦は失点に四球は絡んでいないが2つ目の四球を出したところでイニング途中の交代指令。四球失点率は一応0パーセント(2分の0)

横浜スタジアムでのDeNA戦は二回と四回に失点して四回は四球絡み。四球失点確率50パーセント。

そして今回が”2の2”で四球失点確率100パーセント。

トータルでは失点したイニング計24回のうち15回は四球絡み。

…ということで、同じ四球を”連発”するなら来季以降を見据えて別の”人材”をローテに組み込んだ方が良くないか?

 

例えばこの日、八回1イニングを投げた矢崎。坂倉が背伸びしても捕れない”暴発”投球を披露する姿は相変わらずながら、アウト3つは全部空振り三振だった。ウエスタン・リーグでは9連続三振も記録している。プロデビュー戦で九回一死までノーノーを続けた4年目のドラ1右腕を、メンタル徹底ケアで何とか生かせる方法はないか?

この日、広島打線が八回二死までねじ伏せられた福谷も先発転向2シーズン目で投球スタイルの変更が結果に結びついている。

それを考えれば3年目のケムナ、2年目の島内。いずれも真っすぐの割合がほとんどで球種は多くないものの、そこは今後の課題として長いイニングを投げてどうか…

八回を任されている塹江も、先発すれば別の一面が見られるかも?

開幕から期待大きかった床田二軍降格後、まともに調整登板できていない。ほかに二軍から供給可能な人材も見当たらない。

先発リリーフの二刀流だった佐々岡監督は、後半戦ローテ再編に向けどんな青写真を描いているだろうか。(ひろスポ!・田辺一球)