通訳を交えて澤崎投手コーチ(画像右手前)と話すスコットの表情は冴えない

 

 

10月1日 ●3−5 巨人 マツダスタジアム
通算33勝46敗8分け(M21の巨人まで20・5差、ヤクルトに抜かれて最下位)
18時開始・2時間47分、1万5932人
相手先発 サンチェス〇7回4安打3失点
本塁打 松山6号②
抹消 白濱
登録 スコット


一番センター大盛
二番ショート田中広
三番ライト誠也
四番ファースト松山
五番キャッチャー坂倉
六番レフトピレラ
七番サード堂林
八番セカンド菊池涼
九番ピッチャースコット●(6試合3敗)4回69球4安4失点


前夜、巨人戦の連敗を4で止めてひと息ついた広島だったが点差以上の”完敗”で9月7日以来の最下位に後退した。借金13は今季最多タイ、5位ヤクルトも借金13。

広島の先発はスコットだったが、そもそもこのプランの発案者は誰?

少なくとも佐々岡監督でないだろう。現役時代、抑えと先発を苦も無く?こなした佐々岡監督だからこそ、それぞれに必要な肉体的、精神的特性は熟知している。

スコットは1月の入団会見で「僕が70試合ぐらい投げればチームの勝ち数も相当増えると思う」と話していた。首脳陣も新守護神として期待していた。

だが開幕第3戦でDeNA宮崎に2点適時打されてサヨナラ負け…プロ初登板の森下が七回までをゼロで抑え1対0で勝てるはずのゲームで躓きそのあともぱっとしないまま二軍再調整となった。


ウエスタン・リーグでも中継ぎで投げていたスコットは9月17日のソフトバンク戦(タマホームスタジアム筑後)で初めて先発して2回3分の2で5安打されて自責2。初回、バックのエラーもあったがリズムに乗れず3安打されて3失点だった。

続いて9月24日の阪神戦(由宇練習場)で先発して、5回7安打、失点は初回の2。高山、島田の一、二番に連打され、北條、井上を連続三振のあとマルテ、板山に適時打された。その後も四回を除いて毎回安打されたが、一方で毎回の7奪三振。可能性を感じさせる5イニングではあった。


…で、もう本番となった訳だが、実は一軍に合流した初日からその顔には”不安一敗”と書いてあった。初めての日本生活、そこにコロナ。

さらに仲良しだったDJ・ジョンソンは楽天へ…話相手、相談相手はちゃんといるのだろうか?

結果はプレーボールから7分で1点を失うと、三回にも1失点、四回に2失点。残念ながら首位を快走する相手に付け焼刃では通用しないことが証明された。

しかも判で押したように四球を出してはタイムリーを浴びた。要するに制球力不足+決め球不足。

スコットの持ち球は「高速」と前評判の高かったスライダーとツーシーム。初回は丸への膝元に投じたスライダーを逆方向に適時打された。

二回には坂本にインローへのツーシームを右中間フェンス直撃の二塁打にされた。球速147キロはこの日のMAX。決め球中の決め球のはずが2000本安打へカウントダウン中のスラッガーには通用しなかった。

球数が増え、軌道がさらにバラけ始めた四回には吉川尚にツーシームを右前打適時打された。

さすがは巨人!スコット対策に抜かりなし…という印象。

ゴロアウト8つは”らしさ”の片鱗と考えたい。でも、奪った三振はサンチェスのひとつだけ。試合後、二軍再調整が言い渡された。果たしてマツダスタジアムのカープファンが次にその姿を見るのはいつ?それとも…(ひろスポ!・田辺一球)