画像は鈴木誠

 

3の3で打率ジャスト3割フィニッシュの鈴木誠也、本塁打王争いで阪神大山に2本差、巨人岡本に1本差に迫った時から始まった試練の道…


……


11月10日 〇7−3 ヤクルト 神宮球場
通算52勝55敗12分け(優勝の巨人まで13差の5位)
18時開始・3時間31分、1万4456人
相手先発 奥川●2回3分の0、9安打5失点
本塁打 松山9号②

一番ライト鈴木誠
二番ショート田中広
三番センター長野
四番ファースト松山
五番キャッチャー坂倉
六番サード堂林
七番レフト高橋大
八番セカンド菊池涼
九番ピッチャー床田〇(15試合5勝8敗)7回3分の0、113球5安打3失点(自責1)



広島はプロ初登板のヤクルト奥川から初回に2点、三回にも松山の2ランなど4連打を浴びせてKOした。


その奥川の”真っ向勝負”を受けて立った鈴木誠は3の3で打率をジャスト3割に乗せて途中交代した。


鈴木誠は試合前の時点で打率・295。3の3なら430打数129安打でジャスト打率3割、またラスト2戦で7の4以上、というのが打率3割の条件だった。


四球では打率は上がらないため「一番」で勝負をかけたことが奏功した。第1打席は真っすぐしか投げてこないヤクルトバッテリーに対して2ボールのあと147キロをファウル、さらに3−1からの148キロをセンター右へ弾き返し二塁打とした。


二回の第2打席では初球真っすぐのあとのスライダーを左前打。さらに三回の第3打席では二番手星の高目のボール球をライト線に持って行った。


1・2・3回とリズム良く打席が回ってきたのも良かったのかもしれない。狙って3の3、はなかなかできるものではない。




鈴木誠はもう少しで”二兎”とも逃すところだった。


10月16日の中日戦(マツダ)では22、23号。18日の中日戦(同)で24号。センター方向への2発のあとは内角真っすぐをレフトスタンドに運んだ。


その時点では、打率・308、さらに本塁打トップは阪神大山の26本。あとは巨人岡本25本、ヤクルト村上23本、巨人丸22本…


だがそこから9試合ではわすか3安打…引っ張った24号が裏目に出たか…?


その内訳は…

20日 阪神戦(甲子園)右飛、申告敬遠、四球、空振り三振
21日 同上      空振り三振、二飛、空振り三振、見逃し三振
22日 同上      四球、四球、左前打(ゴロ)、中飛、二飛
23日 DeNA戦(横浜)四球、ニゴロ、遊失、右飛
24日 同上      見逃し三振、一邪飛、左前打(ライナー性)、申告敬遠、空振り三振
25日 同上      四球、死球、空振り三振、右飛
27日 ヤクルト戦(マツダ)四球、遊ゴロ併殺、一ゴロ、空振り三振
28日 同上        右前打(ポテン)、遊ゴロ、見逃し三振、四球
29日 同上        三ゴロ、空振り三振、空振り三振、三ゴロ、四球


以上、レフト方向へ2安打、ライト方向へ1安打、長打なし。打球に角度がつかないから、ヤクルト3連戦に至っては引っ張ると全部ゴロ。


このあと10月30日の中日戦(ナゴヤドーム)ではスタメンから名前が消えた。そして七回、代打で中前打すると八回の第2打席では左中間スタンドに25号ソロ。それでも打率は・297まで下がっていた。この時点で残り8試合。そこから5年連続の25本塁打以上という快記録に、5年連続3割以上の数字を添えて、コロナ禍における極めて厳しいシーズンの全打席を終結させた。(ひろスポ!・田辺一球)

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