千葉ジェッツをリードした広島ドラゴンフライズだったが…(トップ画像)

 

B1第24節GAME2
広島ドラゴンフライズ72-104千葉ジェッツ
1Q:18-22
2Q:19-29
3Q:19-27
4Q:16-26
会場:広島グリーンアリーナ
人数:3,455人(満員御礼)
おりづる賞:佐土原遼

【スターター】
広島:トーマス・ケネディ、アイザイア・マーフィー、グレゴリー・エチェニケ、田中成也、佐土原遼
千葉:ジョシュ・ダンカン、富樫勇樹、佐藤卓磨、セバスチャン・サイズ、原修太

【主なスタッツ】
広島ドラゴンフライズ
◆得点
トーマス・ケネディ   17点
グレゴリー・エチェニケ 14点
田中成也         9点
佐土原遼         9点
◆リバウンド
グレゴリー・エチェニケ 6リバウンド
トーマス・ケネディ    4リバウンド
佐土原遼        4リバウンド
◆アシスト
田渡凌         5アシスト
岡本飛竜        3アシスト
古野拓巳        3アシスト

千葉ジェッツ
◆得点
ジョシュ・ダンカン   27点
セバスチャン・サイズ  20点
富樫勇樹        15点
◆リバウンド
セバスチャン・サイズ  17リバウンド
シャノン・ショーター   7リバウンド
◆アシスト
ギャビン・エドワーズ  5アシスト
原修太         4アシスト
富樫勇樹        3アシスト
佐藤卓磨        3アシスト
藤永佳昭        3アシスト

 

GAME1は88−110。千葉ジェッツを相手に尺野ドラゴンフライズのGAME2はどう展開するか?

「昨日、富樫選手にジャンプシュートをかなり決められたので、そこの守り方を調整してコンテストできる(競うことができる)のは長身の選手がいいかなと思ってそこをひとつ変えてみました。でもガードの経験は浅いのでハーフコートをコントロールしてというより、勢いのあるプレーをした方がいいと思ってその速さについていける田中選手、佐土原遼選手で勝負と…、ギャンブルと言えばギャンブルなんですけど…」(試合後の尺野将太ヘッドコーチのスタメン変更の狙いについての話)

GAME1も含めて直近の5試合、スターターに名を連ねたポイントガードは岡本飛竜。しかし、データを重んじる尺野采配はGAME2で動いた。

196センチのアイザイア・マーフィーを相手の司令塔、富樫勇樹にぶつけて、岡本飛竜と朝山正悟がベンチスタート。代わりに田中成也とこの日が特別指定選手としての活動が最後になる佐土原遼をこの戦術のキーマンとしてコートに送り出した。

※特別指定選手…当該シーズン3月31日時点で満22歳以下の選手を対象に、個人の能力に応じた環境を提供することを目的とした制度。当該選手は全日本大学バスケットボール連盟または全国高等学校体育連盟バスケットボール部に選手登録している場合も、所属チームへの登録のままBリーグの公式戦に出場することができる。東海大学3年の佐土原遼は昨年のインカレで優勝し、優秀選手に選ばれた。昨年12月23日、広島ドラゴンフライズに加入。前日のGAME1を含めてここまで13試合に出場して計46得点。

 

相手のスターターはGAME1といっしょ。GAME1は第1クォーターで13−24と引き離された。

その第1クォーター、残り7分8秒でアイザイア・マーフィーに代わって岡本飛竜がコートへ。8−12、残り6分で広島ドラゴンフライズタイムアウト。残り5分で田中成也に代わって朝山正悟イン。そしてここぞとばかりに朝山正悟がフリースロー2本を沈めたあとスリーポイントを決めて15−16。残り1分54秒では岡本飛竜が意地のスリーポイント…これも決まってとうとう18−16。

すかさずタイムアウトの千葉ジェッツ。このあと広島ドラゴンフライズは朝山正悟、岡本飛竜、グレゴリー・エチェニケ、佐土原遼、谷口大智 で残り時間をコントロールしにかかったが、残り1分54秒で追いつかれ、残り1分2秒で18−20にされた。終わってみれば18−22。広島ドラゴンフライズがリードしたのは25秒間だけだった。

そして第2クォーター、オフィシャルタイムアウト(第2・4クォーター開始5分を経過して初めてボールがデッドになったタイミングで自動的に取る)の時点では28−37。その後、尺野将太ヘッドコーチは様々な手を使って反撃を試みようとしたが前半を終えて37−51。この数字に2を掛けると74−102でほぼこの日のスコアだから前半で勝負あり。GAME1、GAME2ともに三桁失点は、最下位ひとり旅の広島ドラゴンフライズと言えども初体験となった。

 

とはいえ、まだ新体制に移行して2試合目。会見場での第一声が「何をしゃべればいいかな?強かったですね、ジェッツさんが…」だった尺野将太ヘッドコーチは会見場を出ていく時も「強かったですねぇ、強かった」と尺野将太ヘッドコーチ。残り21試合に向けてはこう話した。

「あれがリーグトップの実力で2日間、きょうの最後の最後まで自分たちのオフェンス、ディフェンスを遂行するというとことが、ほんとにあの順位にいるチームなんだなっていうのを僕も感じたし、選手も肌で感じたんじゃないかなと思います。あそこにちょっとでも近づけるように、プレーでああいうことをするというのではなくて、ああいうチームのやるべきこをしっかり誰が出てきても40分間、連戦でも勝ってても負けてても遂行する。そこに倣って、せっかくいい勉強をしたのでこの経験をなきものにしないように残りのシーズンを過ごしていきたいと思います」

 

広島ドラゴンフライズ・アイザイア・マーフィーの話
今シーズンはポイントガードでプレーをする時間があまりない中で、今日は精神面でも準備し、いいモチベーションをもって試合に入れた。千葉は他のどのチームより、どの面を見ても強く、どこが通用するかもあまり見つからなかったが、全ての面においてふた回り以上、上だった印象を持っている。(自分自身のプレーについて)自分としてはスランプ気味な部分もあるので、明日のオフはしっかり休んで、明後日の練習からトレーニングやシューティングなど一からやり直していきたい。

広島ドラゴンフライズ・佐土原遼の話
(先発起用について)当日会場に来てから告げられたのでびっくりはしたが、準備はしてきていたので、広島にきてやってきた成果を出そうと前向きな気持ちで試合に入れた。やはり千葉は攻守の切り替えのところがすごく、外国籍選手も走ってくる千葉に対して、走り負けたことが敗因だと思う。また、富樫選手をはじめ個々の技術が高く、これがリーグのトップにいるチームだと感じた。大学に戻れば、パワーフォワードでのプレーに戻るが、アウトサイドのシュートもあり、ドライブもできる嫌な選手になったと思うので、それを大学で表現していきたい。