トップ画像は前日練習で軽快な動きを見せる川島はるな


恋人はサンタクロース!のあす、皇后杯初戦(広島広域公園第一球技場、観戦無料)を迎えるサンフレッチェ広島レジーナ、強敵マイナビ仙台を迎えカギ握る川島はるな”クリスマスの誓い”は…


……

 

サンフレッチェ広島レジーナは12月24日、広島市安佐南区の広島広域公園第一球技場で皇后杯初戦に備えて前日練習を行った。

 

レジーナにとっては11月20日のWEリーグ第10節以来の公式戦となる。その間、トレーニングマッチで攻守の動きを確認してきたとはいえ、”一発勝負”の皇后杯だけに勝負強さが試される。

 

しかも相手は、9戦無敗でWEリーグ首位を行くINAC神戸レオネッサの背後につける9戦1敗のマイナビ仙台レディース。WEリーグ第2節(9月18日)の対戦は0−2のスコアでレジーナが敗れている。

 

★WEリーグ、現在の暫定順位と勝ち点、勝ち数、引き分け数、負け数、得点、得失点差
①INAC神戸レオネッサ 勝ち点25、8勝1分け0敗、16得点、+15
②マイナビ仙台レディース勝ち点16、4勝4分け1敗、12得点、+7

⑧サンフレッチェ広島レジーナ勝ち点9、2勝3分け4敗、9得点、−4

 

ゼロからスタートのチームを率いてのWEリーグでのここまでの戦いを振り返った中村伸監督は「課題は得点力アップ、そこをしっかりと上げていければどんな相手にも負けない」と話し、皇后杯に向け攻撃のバリエーションを増やしてきた。

 

そこでWEリーグ開幕からチームの攻撃の要のひとりとしてスタメン出場を続ける川島はるな選手に皇后杯初戦に向けて話を聞いた。

川島選手は、エリート育成のJFAアカデミー福島一期生(中学・高校時代)。その後はマイナビ仙台レディースの前身ベガルタ仙台レディースとノジマステラ神奈川相模原で計9シーズン活躍、新たに誕生したレジーナに自身のさらなる可能性を求め、広島にやって来た。

 

−かなり間が空きました。

川島 試合は久々ですけど、トレーニングの中でいい準備はできていると思います。

−WEリーグで9試合戦ってみて、それも踏まえて広島に来てみてどうですか?良かったですか?

川島 レジーナでは1・5列目のポジション(得点を狙うストライカーのやや後方から常に相手ゴールを狙う、もちろん守備もするが川島選手の守備範囲は非常に広い)を任されています。止める場所だったり、止める技術があってもどこに止めるか、どういったタイミングでパスを出すか、細かい質の部分を毎日毎日教えてもらって…。そうですね、28歳になってもできないことを毎日教えてもらって、できないことがたくさんあるなというのを積み上げることができて、半年やってすごく成長できていると思います!

−あすは、その積み上げを活かしてぜひ得点が欲しいですね。延長、PKありの一発勝負です。

川島 リーグ戦前半を終えて出た課題として、やっぱりもうひとつゴールに迫るプレーがあります。その前のつなぎの部分はチームとしての成長もあるのですが、やっぱり点が取れてない。そこは確実に課題なのでゴールに迫るプレーをたくさんできればな、と思います。

−ゴールにどう迫りましょうか?

ビルドアップ(ボールをみんなで後ろから前に送って攻撃を組み立てる)の時に、相手のディフェンスと中盤の間で(自分がボールを)受けて前を向く意識だったり、前を向いたあとも外に逃げるのではなく内側に仕掛けていくことだったり、というそのへんの意識の部分ですね。前に進むための止め方は少しずつできるよういなっているかな、と思います。

 

−前回対戦、同じく広島広域公園第一球技場で0−2のスコアで負けています。手ごわい相手ですがどういうイメージで臨みますか?

 

川島 プレスのスピードが速いチーム(前回、対戦後に中村伸監督は”今までにない圧力を感じて…追い込まれた展開…”とコメント)、かつ技術も備わっているチームでとても力のある相手だと思いますが、その相手に最初から引いた姿勢を見せるのではなくて、それに負けないぐらいのプレスだったり気持ちを持って入れたらいい試合ができるんじゃないかと思います。

 

−きょうはイブで、あすはクリスマス決戦になります。

 

川島 はい、ちょうどクリスマスに試合なので、みんなで絶対に勝つぞ!みたいな雰囲気作りはできています。自分のことで言うと、もうほんとにこの時期は皇后杯が始まって、サッカーをしているから毎年、毎年試合なんですよ。でも、これもやっぱりサッカー選手としてやっているからこそのクリスマスの過ごし方だな、というふうに思っていて、これがなくなって普通にクリスマスだって思う時が来たらそれはそれで寂しいのかな?って思います。試合があるっていうクリスマスもすごくいいな!と思います。

 

−川島選手はノジマステラ神奈川相模原時代に皇后杯準優勝を経験しています。なのでご自身の目標は皇后杯優勝だとは思いますが、まずはあすですね。

 

川島 特に初戦というのはすごい難しくなる、とはよく言われることですが、ほんとにその通りで、相手はWEリーグ勢ですが初戦に勝ってまずは勢いをつけることがポイントになると思います。(WEリーグ)前半戦の集大成としていい試合、いい結果を出せるようにがんばりたいと思います。


★皇后杯JFA第43回全日本女子サッカー選手権大会

今年は11月27日に開幕した。11月28日には1回戦で9大会連続9度目出場のアンジュヴィオレ広島(なでしこリーグ1部)が鳥取市のAxisバードスタジアムでジェフユナイテッド市原・千葉レディースU-18(関東代表)と対戦して3−1で勝利。12月4日には福井県坂井市の日東シンコースタジアム丸岡でディオッサ出雲FC(中国代表)と対戦して3−0で快勝。12月12日に栃木県真岡市の真岡市総合運動公園陸上競技場であった3回戦に進んだが、スフィーダ世田谷FC(なでしこリーグ1部)に後半アディショナルタイムに決勝ゴールを許して1−2で敗退した。

また中国代表として初出場したディアヴォロッソ広島は11月28日、Axisバードスタジアムで福岡J・アンクラス (九州代表)と対戦して0−1で敗れた。(ディアヴォロッソ広島は12月17日のなでしこリーグ理事会で2020シーズンのなでしこリーグ2部昇格が認められている)

この結果、“広島勢”はあす12月25日が文字通り”初陣”となるサンフレッチェ広島レジーナのみ。プロ化元年のWEリーグ勢11クラブはいずれもあすの4回戦(ラウンド16)からの登場となる。

 

★12月25日(土)サンフレッチェ広島レジーナvsマイナビ仙台レディース
広島広域公園第一球技場で午後2時キックオフ予定、入場は無料
ただし第1試合のジェフユナイテッド市原・千葉レディースvsオルカ鴨川FC(午前11時キックオフ)が延長やPK戦になれば時間が変更になる可能性がある。
観戦の際には個人情報の登録が必要になる。詳細はJFAのホームページで