画像は九里

 

6月19日 ●3−8ヤクルト 神宮球場
通算67試合30勝35敗2分け、首位ヤクルトに最大13・5差になり、3位阪神に0差の4位
交流戦18試合5勝13敗の最下位
13時開始・2時間54分、26,618人
相手先発 石川〇7回7安打3失点
本塁打 マクブルーム7号①

一番センター野間
二番ライト中村健
三番セカンド菊池涼
四番ファーストマクブルーム
五番サード坂倉
六番レフト上本
七番キャッチャー曾澤
八番ショート小園
九番ピッチャー九里●(12試合3勝5敗)5回81球6安打5失点(自責5)
矢崎

森浦

 

ヤクルト打線が五回までに柵越え4発、八回には代打濱田にも2号ソロが飛び出して、交流戦5連勝フィニッシュ、プラス3連勝の8連勝で貯金22。

 

大瀬良、森下、九里の3人でローテを再編して3連勝を狙った広島は壊滅状態となり、トータル5連敗で借金シーズン最多の5。3位阪神の連勝が5で止まり、阪神に勝った最下位DeNAから3位までのゲーム差1、どこが最下位になってもおかしくない状況で、緒方孝市前監督の開幕前予想「最下位広島」が現実味を帯び始めた。

 

それにしても…

 

交流戦前には首位ヤクルトまで1・5差、それが18試合+今回の神宮球場での3試合で13・5差に広がった。いったいどんな野球をすればこれほどのことが起こるのか?にわかには理解し難い状況ではある。

 

やはり「赤傘の呪い」が効いているのか…
※記事下、関連記事参照

 

交流戦開幕前、広島の扇の要、曾澤は次のように話していた。

 

「ローテーションピッチャー全員をパ・リーグファンのみなさんに見ていただきたいですね。大瀬良、森下、九里はウチの看板なので、そこをね、どういう投球をするかというのを見てもらいたいですし、すごく勉強になる投球をすると思うので、ファンのこどもたちもすごく見て欲しいなと思います」

 

それは首脳陣も、他のナインも同じ気持ちだったはずだ。だが、ふたを開けたらこの3人で交流戦8試合1勝7敗。”そのまま”敵地に乗り込んで交流戦王者の懐に飛び込んだ結果、待っていたのは完全な”看板倒れ”だったことになる。

 

大瀬良4回8安打4失点
森下5回3分の2、10安打4失点
九里5回6安打5失点

 

試合後、東出野手総合コーチが若手起用への意向を示唆したが、広島球団の組織的成り立ちから考えれば現場の意思でこうした決断ができるはずもなく、松田元オーナーの意向をそのままメディアに伝えただけの話であり、それは事実上の”白旗”を意味する。

 

そうならないために今回、ファンが考えていたことは…

 

「どうして交流戦で唯一、パ・リーグに通用した床田をヤクルト戦にもってこない」

 

「アンダーソンや遠藤を遊ばせずに中継ぎに使え、塹江もそのほかのブルペン陣もみな打たれた」

 

「全部勝とうとするから3連敗する、負けてもいい試合に打たれそうな投手を使え…」

 

…などなど。

 

しかしけっきょくこの日も二番手矢崎は2失点。4点ビハインドの八回、中10日で投げた森浦も一発を浴びて失点で典型的なワンサイド。

 

そして、一発どころか4発浴びたのが九里。

 

 

二回、先頭の村上を歩かせて続く青木に(前日3盗塁された村上の足を気にし過ぎて)同点2ランを許すと、三回には二死無走者で迎えた村上に20号ソロをバックスクリーン左へ持っていかれて勝ち越された。

 

五回にも先頭の塩見にカープファンで赤く染まるレフトスタンドに運ばれ、二死から村上に完璧に捉えられると両手を膝につきガックリうなだれた。

 

こうなることは、ある程度予想できた。

 

4月に2度、ヤクルトと対戦した九里は計14イニング5安打自責1、対戦防御率0・64。ただし村上に関しては6打席4四球(あとの2打席は空振り三振と中直)と徹底して勝負を避けていた。

 

村上にすれば、その間、ずっと柵越えできる球を待ちながらその球筋を見てきたことになる。

 

「何とかホームランで逆転したいと思って打席に立ちました。何とか勝ち越して石川さんに勝ちをつけたいなと…」(お立ち台の村上)

 

(ひろスポ!田辺一球)