画像は現地、日本とコスタリカの国旗

 

(W杯サッカーカタール2022第7日、11月27日)

 

ドイツ撃破の森保ジャパンはきょう11月27日、 1次リーグE組第2戦のコスタリカ戦を迎える。キックオフは午後7時(現地時間午後1時)、アル ライヤーン スタジアム。

 

 

日本中、いや世界中が注目するこの一戦を前に森保一監督の古巣、サンフレッチェ広島の選手、関係者、そして広島県民も注目し、また祈るような思いでいることだろう。

 

 

サンフレッチェ広島ではドイツ戦勝利のあとすぐ、オフィシャルサイトに以下の声明をアップした。

 

 

「ドーハの歓喜」

 

生きているうちにドイツ代表にワールドカップで勝てる日がやってくるとは・・・。
日本中が歓喜し、世界は日本のレベルの高さに驚愕しています。
森保ジャパン、本当におめでとうございました。

決勝点を見事に決めた浅野拓磨選手。
サンフレッチェ広島に2013年から3年半在籍し、15年の優勝に貢献。
この年、ベストヤングプレーヤー賞に選出されています。

森保一監督は2012年、13年、15年のJ1リーグ優勝を成し遂げた大恩人です。
偉業を達成した森保監督を支えるのが、広島で苦楽を共にした、これもサンフレッチェOBのスタッフ陣です。
横内昭展コーチ、松本良一フィジカルコーチ、下田崇GKコーチ、上野優作コーチ、中下征樹テクニカルスタッフの5人が代表でもサポートしています。
紫の戦士たちがサムライブルーを牽引し、世界に立ち向かう姿勢はサンフレッチェ広島の誇りです。

戦前から最強と謳われた広島サッカーを最初に指導したのは、第一次世界大戦で似島に収容されていたドイツ軍捕虜です。
メキシコオリンピックで銅メダルを獲得するのに貢献したデッドマール・クラマーコーチは、時に発する日本語が広島弁でした。
代表選手18人中6人が広島で、監督の長沼健さんも広島出身の被爆者だったからです。

ドイツへの恩返しが、ドイツへの勝利になりました。
続くコスタリカ戦、スペイン戦の勝利を祈ります。

株式会社サンフレッチェ広島
代表取締役社長 仙田信吾

 

 

サンフレッチェ広島の森保ジャパン、“アシスト”はこれに止まらない。

 

 

ドイツ戦キックオフのおよそ5時間前、11月23日午後5時過ぎから、地元中国放送のワイド番組内でオンエアされた「歴史的勝利の原点は瀬戸内の島 103年前の“ドイツ戦” 日本サッカーの軌跡」というVTRの中でも仙田信吾社長が、「サッカー王国」と呼ばれるようになった広島の原点である一大イベントについて伝えている。

 

それは、似島(現広島市南区)の捕虜施設に収容されていたドイツ兵と、当時の広島高等師範学校、県師範学校(以上現広島大学)に加え広島一中(現国泰寺高校)の生徒らが、開校間もない広島高等師範学校の運動場(現広島市中区)で行ったサッカー交歓試合で、“日本最初の国際親善マッチ”とも言われている。

 

 

意外と知られていないが、サンフレッチェ広島のチームカラーの「紫」は、国泰寺高校のスクールカラー…

 

 

今季、クラブ設立30周年を迎えたサンフレッチェ広島は、天皇杯準優勝、ルヴァンカップ優勝、J1リーグ戦3位の好成績でACL出場の可能性を残しシーズンを終えた。その記念すべき年にまだ、クラブには夢を追いかけるチャンスが残っている。

 

 

仙田信吾社長はドイツ戦勝利について「広島のスポーツ100年の歴史上でも最大の出来事では?」というひろスポ!取材班の問いかけに「横内コーチ、松本フィジカルコーチ、下田GKコーチ、上野コーチ、中下テクニカルスタッフの5人が森保監督を支えていますから」と頷いた。

 

 

仙田信吾社長以外にも森保ジャパンに熱い声援を送る関係者は大勢いる。サンフレッチェ広島レジーナを率いてWEリーグ2シーズン目を戦う中村伸監督も、現役時代にはベガルタ仙台でチームメイトとして、サンフレッチェ移籍後はトップチームコーチとして極めて森保一監督に極めて近い存在だった。

 

 

もちろん森保一監督は「日本のみなさん」その全てと喜びを共有するために1次リーグ予選、残り2試合に全力を尽くす。だが、その原風景は紫に染まったスタンド、そして平和を願う広島の空…

 

サッカー王国広島の100年を超える挑戦のエンディングにはどんな風景が待っているだろうか?(ひろスポ!W杯取材班&平岡誠治・田辺一球)

W杯カタール大会取材協力:たきのぼり不動産(広島市中区八丁堀12-15)