画像はマツダスタジアムの秋山

 

5月11日 〇3―2(延長11回) 中日7回戦(バンテリンドームナゴヤ)
通算31試合16勝15敗(首位DeNAまで3・5差、2位阪神まで1・5差、3位変わらず)
18時開始・4時間1分、19,982人
相手先発 柳5回7安打2失点
広島本塁打 −

 

一番セカンド菊池
二番ライト野間
三番センター秋山
四番ファーストマクブルーム
五番レフト西川
六番キャッチャー坂倉
七番サードデビッドソン
八番ショート上本
九番ピッチャーコルニエル6回102球7安打2失点
ターリーH
島田H
ケムナH
矢崎〇(7試合2勝1S)
塹江H
松本S(12試合2敗1S)

 

「投げても打っても粘り勝ち。今季の広島はそういう戦いで勝ちを積み重ねていく」で前日の広島の戦いぶりを締めたが、この日もいっしょ…だった。

 

広島先発のコルニエルは6回2失点。中日先発の柳は球数が嵩み5回2失点。

 

後半は互いにブルペン勝負!

中日は勝野、清水、祖父江、マルティネスで九回までを繋ぎ、延長十回は福、そして延長十一回の田島が負け投手になった。

しかしそれまでの5投手にはいずれもホールドがついた。しかもそれぞれ球数は8・11・13・10・9で田島のみ18球…

広島もターリー(同14球以下同)、島内(16)、ケムナ(14)、延長に入っても矢崎(16)で結果的には矢崎に勝ちがついた以外はやはりホールド…

勝ち越して迎えた延長十一回にはまず塹江がマウンドに上がりワンポイント2球(真っすぐのみ)で一死を奪って、最後は松本が打者ふたりに5球投げて締めた。

しかも広島のブルペン陣は無四球だった。(中日は福1四球)

こうしたディフェンス力が最後に実ったかっこう。

決勝点は、二回の無死満塁で見逃し三振に終わっていたデビッドソンの二塁打から。代走田中を途中出場の矢野が初球バントで送り、打席には代打松山。3ボールからの一振りはセンターフェン直二塁打となった。


なお広島の犠打15はリーグ最少のままだが、七回の無死一塁では野間が2度バントに失敗してバスターに切り替えたら二ゴロ併殺打になった。

三回と五回にも先頭の菊池がヒットで出てこの時の野間はともにヒットで無死一、二塁の形を作れていたが、肝心の七回には小技ができなかった。

一方、延長十一回に先頭の野間が敵失で出塁した時は秋山が初球をセーフティ気味にバントしてきっちり決めて見せた。

新井監督らが秋山にどういう指示を出していたかは不明だが、200安打打者でもバント一発…

秋山の犠打は8年ぶり。常日頃からあやゆる準備を怠らないのが秋山流だが、そのすごさは実はこういう目立たないところでいっそう光る…(ひろスポ!取材班&田辺一球)