俳優の福士蒼汰(24)が、劇団☆新感線の人気舞台「髑髏(どくろ)城の七人 Season月」(豊洲・IHIステージアラウンド東京、11月23日〜来年2月21日)に主演することが9日、分かった。舞台は初挑戦で、いきなり大役を任された。24歳6か月で主人公・捨之介を演じる福士は、90年の初演時に24歳11か月だった古田新太(51)を抜いて史上最年少となる。

 俳優デビュー7年目。数々のドラマ、映画で主演を飾ってきたが、意外にも舞台は初めて。同作は1590年を舞台に、捨之介と宿敵・天魔王との戦いを描く。捨之介の豪快な100人斬りなどで長年にわたり人気を集める作品に「自分が生まれる前からある演目で捨之介を演じるのは不思議な感覚だけど、舞台はやってみたかったので楽しみ」と目を輝かせた。

 今年の「髑髏城―」は、「花鳥風月」の4期に分けて3月から連続上演。「花」の小栗旬(34)、「鳥」の阿部サダヲ(47)、「風」の松山ケンイチ(32)と実力派俳優からバトンを受け継ぐ福士は「大先輩方の後に演じる責任を感じる。中途半端にはできない」と言い切った。

 「舞台は見るのもやるのも素人」。小栗が主演した11年と今年の公演を2度観劇した。着流し姿で雪駄(せった)を履き、激しい殺陣を演じた小栗と初対面し、「雪駄に慣れた方がいい」とアドバイスを受けた。自前の雪駄を用意し、7月頃から撮影現場などで欠かさず履いている。また、舞台は映像作品と違い、発した声がそのまま客席に伝わるだけに「一音ずつしっかり出していきたい。撮り直しがきかないライブ感を楽しみたい」。10月からの稽古へ着々と準備を進める。

 現在、日テレ系主演ドラマ「愛してたって、秘密はある。」(日曜・後10時半)で殺人犯役に初挑戦するなど、難役が続く。「毎回、挑戦する気持ちは変わらない。初舞台で無知なことばかりだけど、最年少の捨之介として新しい風を吹かせたい」と力を込めた。

 〇…同舞台は、福士主演の「上弦の月」、声優・宮野真守(34)主演の「下弦の月」の2チームが交互に上演する、史上初のダブルチーム制となる。「上弦」は、早乙女太一(25)、三浦翔平(29)、須賀健太(22)ら、「下弦」は鈴木拡樹(32)、木村了(28)、羽野晶紀(48)らが名を連ねる。各チームが64公演、計128公演を行う。また、来年3月下旬から新たに「―Season極」の上演が決定した。