元SMAPの木村拓哉(44)が、東野圭吾氏の同名小説が原作の映画「マスカレード・ホテル」(19年公開、鈴木雅之監督)に主演することが11日、発表された。連続殺人の舞台となる高級ホテルに潜入捜査する警視庁捜査一課のエリート刑事・新田浩介を演じる。これまでドラマや映画で検事、総理大臣、外科医など数々の職業を演じてきたが、刑事役は初挑戦となる。

 木村演じる新田は、フロントクラークとしてホテルに潜入し、連続殺人事件の真相へと迫る。ホテルマン役も今回が初めて。木村は「新田の職業は刑事ですが、ホテルマンでもあるので、そのバランスが非常に面白いと思っている」と役柄の魅力を語る。メガホンを執るのは「HERO」シリーズの鈴木監督。相性抜群のタッグで新作を送り出す。

 撮影は7日にスタートした。ホテルマンの制服に袖を通し「自然と背筋が伸び、この作品に関わっている間は、ずっと姿勢が良いと思う」。新田の教育係を務めるフロントクラーク・山岸尚美役は、木村と初共演となる長澤まさみ(30)。木村は「長澤さんは非常に表現豊かな方なので、どのようなシーンを一緒に構築できるか、とても楽しみ」と言葉を向けた。

 公開は19年。まだ1年以上も先となるが、来年には嵐・二宮和也(34)と共演する「検察側の罪人」(原田眞人監督)の公開も控える。今年4月には「無限の住人」(三池崇史監督)に主演。3年連続で主演映画が公開されるのは初めてだ。

 初出演となる東野作品に特別な思いも抱く。原作はシリーズ累計275万部を誇る。「東野先生の作品は、お客さまとして楽しむものだと思っていたが、今回、演じる側として楽しんでいる。非常に面白い原作を、いかに自分たちが体現できるかプレッシャーはあるが、全力で頑張る」と力を込めた。