映画の山田洋次監督(86)が11日、東京・池袋の新文芸坐で開催された「第七回新藤兼人平和映画祭」でトークイベントを行った。

 山田監督は自身がメガホンを執った長崎の原爆投下をテーマにした「母と暮せば」(2015年、吉永小百合主演)上映後に登壇した。「池袋には思い出がある。妻が通った日本女子大があってよく歩いていったものです。また松竹に入って昼間は大船(撮影所)で働き、夜は“芝居の世界”を理解するため、舞台芸術学院に通ったことも。毎日くたくただったが、池袋は僕の人生の修業の地」と感慨深げ。

 もうすぐ8月15日。平成最後の終戦記念日を迎えようとしている。どうしても、次代を担う若い世代が気になるようで「最近の若い人たちは政治家のスキャンダルにも騒がない。かつては東京医科大の“不正入試問題”のようなことがあれば、日本中の学生がデモンストレーションを起こした。もっと怒っていい。無気力なのが心配」と話していた。