NHKの上田良一会長(69)の定例会見が12日、東京・渋谷の同局で開かれた。

 同局が受信料を値下げする方向で検討に入ったことについて聞かれた会長は「放送を巡る諸課題に関する検討会が開催され、その場でご説明した内容を話した上で説明します」と前置き。

 「まず、放送を太い幹とした上でインターネットも利用した常時同時配信を実施し、放送の拡大をめざしていきたいと思っています。そして、常時同時配信を実施した上で費用の適正性をきちんと説明していきたい。民放との連携を行っていく考えにも変わりありませせん」と説明した上で受信料の値下げについて、「中期的な収支の見通しを精査した上で受信料の値下げを実施したいと思っています。年末までに検討を終え、発表できるよう、私が先頭に立って検討を急ぎます」とした。

 NHKは昨年末の最高裁判決で受信料制度について合憲とする初判断が示されたことによる受信料の増収分などを原資にする考え。現在の受信料は、衛星放送を視聴しない地上契約で月額1260円(口座振替、クレジット払い)。値下げは2012年10月の7%値下げ以来となる。