脳腫瘍から復帰した落語家・三遊亭円楽(69)が14日、国立演芸場・8月中席でトリを務めた。

 11日の初日に復帰してから4日目。ネタ出し5演目のうち「唐茄子屋政談」「死神」を残しているが、「『死神』は寿命の噺(はなし)だから」とこの日は「一文笛」を披露した。声に張りも戻り約40分の熱演。「声が出てるだろう。落語は声のトレーニングになる。初日とはえらい違い。稽古してないけど、もやもやがなくて(セリフが)全部出てくる」と完全復活を印象づけた。

 この日の退院予定もあったが「どこかで炎症を起こしてCRP(C反応性たん白)の値が高いから『もう少し様子見させてください』って。この芝居中(20日まで)には出して(退院)もらえる」。この日は昨年亡くなった桂歌丸さんの誕生日だったが「まだ逝きませんよ」と怪気炎。「寿命まで走るしかないよね。落語界に恩返ししたい。また祭りを作っちゃう」と自らプロデュースする博多・天神落語まつり、さっぽろ落語まつりに続くイベント開催をぶち上げた。