将棋の田中沙紀女流3級(25)が26日、東京都渋谷区の将棋会館で行われた第10期女流王座戦2次予選で水町みゆ女流初段(19)に先手の158手で敗れ、女流棋士正資格である女流2級への昇級は持ち越しとなった。

 女流棋士制度には、仮資格である女流3級の昇級から2年以内に規定の成績を挙げて女流2級に昇級しないと仮資格を失う規定がある。

 2018年6月1日に女流3級となった田中は今年の5月31日が昇級期限だったが、新型コロナウイルスの影響による棋戦延期に関連し、進行中の第10期女流王座戦と今後開幕する第32期女流王位戦まで期限が延長された。今後は女流王位戦の予選決勝進出によって昇級規定を満たすことが女流棋士として在り続けることへの絶対条件となった。

 局後は「成長していないからこうなっているのかな…と思います。感謝の気持ちと素直な心が足りていませんでした。自分の弱さが将棋に出てしまいました」と振り返りながら、女流王位戦に向けた思いを「自分が変わらないと将棋も変わらないので、ひとつひとつ変わっていくしかないと思います」と語った。