俳優の佐野史郎(66)が、腎臓機能障害による体調不良のため入院し、出演中だったTBS系連続ドラマ「リコカツ」(金曜・後10時)を降板することを4日、発表した。代役として平田満(67)が7日放送の第4話から出演する。

 佐野はこの日、自身のホームページ(HP)で自らの病状を説明。先月18日に熊本で行われた映画祭のトークイベントを終え、帰京した19日に39度台の発熱があったという。新型コロナウイルスの検査は陰性だったが「リコカツ」の植田博樹プロデューサーに紹介され医療機関を受診したところ、同月下旬に腎臓機能障害が判明。佐野はTBSを通じ「プロの俳優として恥ずかしい限り」とコメントし、HPでも「ここはしっかりと治癒させるのも、長い目で見た時の俳優の仕事と、決断した次第です」とつづった。

 「リコカツ」で佐野は、北川景子(34)演じる主人公の父で、連れ添った妻から離婚を切り出される水口武史役を演じていた。ドラマ関係者は「特段体調が悪そうな様子はなかったので、突然(の降板)で驚きました」。同局によると、代役の平田は4月の最終週から合流。佐野が出演したオンエア前の映像が1シーンだけ残っていたものの、平田ですでに撮り直し、台本の差し替えなどはない。HPで佐野は「平田満さんには、深く深く、心より感謝申し上げる」とコメントした。

 佐野は19年11月、日本テレビ系大みそか特番「笑ってはいけない青春ハイスクール24時!」のロケ中に第三腰椎を骨折し休養した経験もある。今回の腎臓機能障害では、撮影を予定していたほかの作品も降板するという。佐野は「みなさまに、これ以上ご迷惑をおかけしないよう、体調を整え、この先さらなる精進をしてまいりたい」と述べた。

 ◆佐野 史郎(さの・しろう)1955年3月4日、島根・松江市生まれ。66歳。劇団「シェイクスピア・シアター」や唐十郎主宰「状況劇場」など、舞台での活躍を経て、86年に映画デビュー作「夢みるように眠りたい」で主演。92年、TBS系「ずっとあなたが好きだった」の冬彦役で一躍ブレイクし、名バイプレーヤーとして活躍。大の怪談・妖怪フリークとしても知られる。

◇共演の永山瑛太がエール

 〇…「リコカツ」で佐野の義理の息子役を演じている永山瑛太(38)は自身のインスタグラムで「以前、共演させていただいた時に『もっと人と違う芝居してみたら』と声をかけていただき芝居のアプローチの面白さを教えていただきました。佐野さん覚えてないかも知れないけど…」とかつての思い出を回顧。「リコカツ」の1話の結婚式の共演シーンのオフショットとともに「ゆっくり療養されて、また芝居や音楽の話しましょう!」とエールを送った。