2023年12月に死去した歌手・八代亜紀さん(享年73)の没後初の回顧展「生きる〜ありがとう…これからも〜」が、4月11日から20日まで東京・西武渋谷店で開催されることが25日、分かった。
「舟唄」「雨の慕情」など数々のヒット曲を送り出し、フランス最古の美術展「ル・サロン」に5年連続で入選(1998年〜02年)するなど、繊細な筆致で多くの絵画作品を描いた八代さん。回顧展では、歌手と画家の両面から表現し続けた「アーティスト・八代亜紀」の魅力に迫る。
生前も作詞作曲し、楽曲提供もしていた八代さん。同展開催にあたり、生前の事務所スタッフが遺品を整理中に、「生きる」という題名の付いた未発表の歌の詞が書かれたノートが見つかった。同事務所によると、緊急事態宣言が発令されたコロナ禍の20年4月頃、病を患う前に書かれたもの。「一歩づつ前に 生きて行くよ 生きてゆくよ 一歩づつ 明日へ…」(原文まま)と、前向きで力強いメッセージが記されていた。
「八代は亡くなりましたが、今も、皆さまの心の中に生きている。そんな思いから」(同事務所)、同展タイトルを「生きる」に決定。この詞が書かれた直筆ノートも展示される。
衣装やトロフィー、絵画など計100点ほどを展示予定。完成間際だった4点の絵画や、鉛筆でデッサンした自画像が初公開される。
八代さんが同展の音声ガイドの一部を担当する。20年に自ら希望し、自身の声を収録。音声合成技術によって生成された八代さんの「声」が案内する。絵画作品の説明は、親交の深かったフリーアナウンサーの宮本隆治氏(74)が務める。


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