◆「名探偵コナン 隻眼の残像(フラッシュバック)」(重原克也監督、公開中)
人気アニメシリーズの劇場版28作目。先日、興行収入100億円突破が発表された。
今作でキーになる人物は、長野県警の大和敢助。雪山で“ある男”を追っていた時、左目にライフル弾を被弾。その10か月後、国立天文台野辺山で起きた事件の捜査中、左目がなぜか突如激しくうずき出す―。
毛利小五郎と、かつて警視庁時代に仲の良い同僚だった“ワニ”と呼ばれる刑事との絆が物語の土台。シリーズの軸となる事件推理や迫力満点のガンアクションもさることながら、小五郎や長野県警の幼なじみトリオ(敢助、上原由衣、諸伏高明)、事件に関わる大人たちのリアルで複雑で、切ない人間模様が色濃く描かれ、心にじんと染みる。
「今回は、遊びじゃねぇんだ…」のキャッチコピー通り、いつもより大人の味がするコナン映画。「この事件、俺が必ず終わらせる」という小五郎のセリフは、今回の事件に関わる人間たち皆の痛切な思いだと感じた。何と言っても、眠らない“おっちゃん(小五郎)”がかっこいい。これに尽きる。


プロバイダならOCN









