小池百合子東京都知事(64)が20日、豊洲市場の移転問題を検証する都議会の調査特別委員会(百条委員会)終了後に取材に応じ、証人として出席した石原慎太郎元都知事(84)について話した。

 「(証人喚問は)断片的にしか拝見できませんでした」とした小池氏。委員会の内容については「前回(3日)の会見の時と比べて(新たな事実、証言が)あまり出ていなかったのではないかな、と思います」と“消化不良”に感じた様子だった。

 19日に行われた豊洲の汚染対策を検証する専門家会議では、地下水モニタリング再調査でベンゼンが最大で環境基準の100倍となる数値が出たことが公表された。石原氏は、この日も「早く豊洲に移転すべきだ」との意見を口にし、移転を延期した小池氏を「不作為」と責めたが、小池氏は「私は新たな環境基準を決めたわけではない。石原都政から決まっていた基準値を検証して、(延期の)判断をした」と強調。石原氏が決めた環境基準こそが、現在の混乱を招いている一因となっていることを示唆した。