巨人の杉内俊哉投手(36)が20日、ロッテ・井口の今季限りでの現役引退発表に驚いた。G球場での3軍練習前に知り「まだまだできそうな感じでしたけどね。寂しいですよね」としみじみと話した。

 02年が入団1年目だった杉内は、井口がメジャー移籍する前年シーズンの04年までの3年間、福岡ダイエーホークスでともにプレーした。中でも10勝を挙げた03年は20勝の斉藤和己、14勝の和田との3本柱で優勝、日本一を経験。打線も村松、川崎、バルデス、松中、城島、井口、柴原が並び、この年に井口は打率3割4分、27本塁打、109打点、42盗塁を記録。バルデス、城島、松中との100打点カルテットは破壊力抜群だった。

 当時、杉内は若手選手の一人として井口の姿勢から学んだことは多いという。「若い時はすごいメンバーが先輩にたくさんいて、井口さんは雲の上の存在でした。トレーニングをしっかりして体も強かった。上の方がすごく練習をされているのを見て、トレーニングの大切さを知った。井口さんは逆方向に強い打球を打てる打者で、ロッテに入ってからは良く打たれた」と振り返った。

 杉内は15年10月に右股関節の大手術を受け昨年は1軍登板なし。今季は股関節の状態が良好になったが、左腕のコンディション不良を発症し、現在は3軍でリハビリ中。「井口さんは僕のケガの心配をしてくれていた。(股関節のリハビリ中だった)去年の春頃には連絡もくれて心配してくれた。寂しいです」と井口の人柄の良さが分かるエピソードも明かし、引退を惜しんでいた。