全日本プロレスの元三冠ヘビー級王者・諏訪魔(40)が16日、神奈川・横浜ヨット協会横特設会場で行われた「電流爆破夏祭りin横浜〜邪道軍vs全日本プロレス〜」に参戦し、元参院議員の大仁田厚(59)の邪道軍を相手に初の電流爆破バットタッグデスマッチに挑んだ。

 メインイベントで行われた「邪道軍vs全日本プロレス 全日本プロレス初の電流爆破マッチ」は、大仁田、雷神矢口、リッキー・フジに対して、諏訪魔は、青木篤志、KIYOSHIを連れてリングイン。電流爆破バットが3回爆発する仕掛けだ。当初、全日本プロレスの秋山準社長(47)が爆破マッチに難色を示すなど紆余曲折があったが、大仁田マジックで実現。諏訪魔は17日の全日本プロレス・後楽園ホール大会で、三冠ヘビー級王者・石川修司(41)に挑戦するタイトルマッチが控えているだけに、危険な強行軍となった。

 場外乱闘の後、KIYOSHIが赤い毒霧を大仁田の顔面に噴き付け、お株を奪うと、諏訪魔が大仁田に爆破バットで攻撃。初スイングの諏訪魔自らが吹き飛ぶ威力だった。次は大仁田が諏訪魔に赤い毒霧を浴びせて、諏訪魔に電流爆破バットを見舞った。ともにダメージを負ったが、三冠王者はタフだった。大仁田が場外にいる間に、フジを最後の電流爆破バットで仕留め、ピンフォール(15分48秒、体固め)。

 しかし、特別レフェリーのケンドー・カシン(48)がリングに戻った大仁田の手を挙げた。「おい、今のは俺の勝ちだろ、おかしいじゃねえか」と言う諏訪魔に、カシンは「文句があるなら8・27両国でやってやろうじゃないか」とすっかり邪道軍になっている。大仁田も「そんなに悔しければ、両国で最終決着を付けようじゃねぇか」と観衆に「リョウゴク」コールをあおった。あきれて引き上げた諏訪魔は「全日本プロレスに大仁田は必要ない。両国ではやりたい相手がいるんだ」と言い放ったが、大仁田&カシンの仕掛けが、これで終わるはずがない。