◆全国高校野球選手権石川大会 加賀0―17鹿西=5回コールド=(16日、石川県立)

 1回戦6試合が行われた。加賀は野球未経験の生徒会会長ら4人の“助っ人”を加えた10人で出場したが、鹿西に0―17で5回コールド負けした。

 加賀の生徒会副会長で帰宅部のアングロ・リュウ右翼手(3年)は、コールド負けにも悔いはなかった。「やれることはやった。もうこんな体験ができることはない。仲間と野球ができて最高でした」

 本来の部員は1、2年の6人だけ。単独チームでの出場を目指し、体育教師の北野智也監督(28)が「授業で身体能力をチェックしていた」という3年生をスカウト。小学1〜4年の時に野球をしていたペルー人の父と日系ペルー人の母を持つアングロ、野球未経験の生徒会長・市坪冴樹中堅手ら4人が加わった。

 4人の練習期間は1か月足らず。ルールすら知らない選手もおり、練習試合は珍プレー続出で0―40の大敗も経験したが、この日は“わずか”5失策。アングロは2回に右飛を好捕し、一度だけ回ってきた打席では腰が引けて三振。「ボールが怖かった」と苦笑した。

 部員は再び6人となる。2年生主将の小山龍也投手兼捕手は「来夏こそいい結果を残したい」と野球部の再スタートに目を輝かせた。(勝田 成紀)