◆全国高校野球選手権埼玉大会▽4回戦 花咲徳栄8―2武蔵越生(17日・大宮公園)

 取りついていたものを吹き飛ばした。今秋ドラフト候補の花咲徳栄・西川愛也(まなや)左翼手(3年)が、武蔵越生戦の9回1死、中越えに大飛球。50メートル6秒2の俊足を飛ばしてランニングホームランとし、今大会3戦連発とした。

 高校通算29号の感想は「最後の打席で除霊できて良かった」。というのも試合用のユニホームを紛失したのが16日に発覚したのだ。15日の夜には埼玉・加須(かぞ)市内の選手寮の脱衣場に干してあったはずの背番号7のユニホーム。この夜、1年生部員が、知らない男が脱衣場にいるのを目撃したという情報もあり、盗難に遭った可能性がある。

 この日、西川は、チームに余分にあった試合用の背番号「17」の1の部分を切り抜いて作った「7」番で出場。「(紛失が分かった直後は)明日試合に出られないかもと思った。メルカリ(フリマアプリ)に売っているかも」と落ち込みつつも、結果を出して4回戦突破に貢献した。