◆中日1―5巨人(17日・ナゴヤドーム)

 指揮官の意図をくみ取り、マギーは攻撃性を前面に押し出した。3点差に迫られた直後の7回先頭。高めのボール球を豪快に振り抜き、右翼フェンスにぶち当てた。坂本勇の進塁打、前進守備を破る阿部のダメ押し打へとつながる攻めは、攻撃的2番・マギーの長打から始まった。

 前半戦最終戦の12日ヤクルト戦に続き、「2番・二塁」で先発した。不慣れな打順、ポジションにも「自分は監督に言われたところで貢献するだけ」と、むしろ意気に感じてグラウンドに立った。初回、長野の先頭打者本塁打の直後には、間髪入れず右翼線二塁打。得点にこそつながらなかったが、2本のツーベースで打線に重厚感をもたらした。

 由伸監督は後半戦初戦から攻撃重視のラインアップを組んだ。センターラインには俊足堅守の選手を置きたい理想はあるが、勝利への最善策として「2番・二塁」にマギーを置いた。今後も一、三塁を担うベテランの阿部、村田、マギーの疲労、故障に細心の注意を払いつつ、臨機応変に打線を決定する方針。この日は球宴明けで3人がフレッシュな状態にあること、相手先発が左の小笠原であること―などを総合的に判断して、勢いをつけるべく3人の同時起用に踏み切った。

 5回には柔らかなハンドリングで痛烈な二ゴロをさばくなど、守備も無難にこなした助っ人は「楽しめたよ。チームが勝つことが大切だから、それが一番」と充実感に浸った。「2番・マギー」の試合は2戦2勝。攻撃的オーダーのキーマンとして、7月反攻を支えていく。(宮脇 央介)