◆西武7−4楽天(2日・メットライフドーム)

 痛恨の一発だった。バックスクリーンに白球が飛び込むと、則本は腰に手を当て固まった。6回1死一塁。山川に2打席連発となる2ランを浴びた。エースが今季ワーストタイ6失点、まさかの6回KOで3敗目。7月8日以来の2位に転落した。

 落とし穴にはまった。直球は今季公式戦最速タイとなる157キロを計測するなど状態は悪くなかった。だが、力勝負は力みにつながり、勝負球の制球を欠いた。1点リードの3回2死一、二塁で源田に高く浮いた直球を右前に運ばれ同点。さらに2死満塁から中村への5球目が暴投となり、一挙に2者の生還を許した。「調子が良くても打たれたら意味がない」と悔しげに声を絞り出した。

 今季、西武戦は3戦で0勝2敗、防御率7・11と相性が悪い。「(相手打線の)調子がいいのは分かっていたので、その中で対応できたことはもっとあったはず」。振り向けば3位・西武は5差。エースが獅子の壁を乗り越えなければVは近づいてこない。(西村 茂展)