◆西武8―1楽天(3日・メットライフドーム)

 楽天の細川亨捕手(37)が、3日の西武戦(メットライフ)で移籍1号を放った。「8番・捕手」で7月7日以来となるスタメン出場。6回の第2打席、快投を続けていた西武先発・菊池雄星投手(26)から左越え1号ソロを運び、完封を阻止した。

 やや甘く入ってきたスライダーを、完璧にすくい上げた。驚きを含んだ歓声の中で、打球がフェンスを越える。6回、先頭で打席に入ると移籍1号となる左越えソロ。「ストレートのタイミングで入っていきました。うまくスライダーをとらえることができましたね」と淡々と振り返った。

 借りを返した。前回スタメン出場した7月7日も西武戦(コボパーク)。先発は菊池だった。自身は2打席連続空振り三振で代打を送られ、チームも完封負け。今季初めて首位から陥落した。「前回も相手は雄星だった。やられたイメージは残っていたので」。結果は空砲だったが、やられっぱなしでは終われなかった。

 それでもチームは、今季初の同一カード3連敗。故障者続出から、苦しい戦いが続いている。首位ソフトバンクとは2・5差。苦しいときこそベテランの経験で、流れを変える1勝をつかみにいく。(山口 泰史)