テレビ朝日系「力士・親方70人&ファン1万人がガチで投票!大相撲総選挙」(後7時〜)が7月31日、放送され「本当にスゴい力士BEST30」が発表された。まさにこれは、3月12日深夜に同局系で放送された「現役・OBレスラー200人&ファン1万人がガチで投票!プロレス総選挙」(24時13分〜)で発表された「本当にスゴいプロレスラーBEST20」の続編だ。

 ファンの間で「プロレス総選挙」の第2弾(やり直し?)が待望されている中での、他ジャンルの同企画は、希望がつながる展開だ。とはいえ、プロレスと大相撲の扱いの違いも気になった。

 アントニオ猪木と横綱・千代の富士が頂点に立った両番組を比較してみると、プロレス編がBEST20なのに対して、大相撲編はBEST30。プロレスが2時間枠なのに対して大相撲は3時間枠。プロレスが前番組のWBC中継の延長見込み(結局、深夜に)だったのに対して、大相撲は不動のゴールデンタイム。平均視聴率はプロレスが4・8%、大相撲が8・4%だった(関東地区、ビデオリサーチ調べ)。

 歴史の長さを考えれば大相撲の方が長時間を要するのは仕方がないにしても、プロレス編がもしBEST30だったら、藤波辰爾、内藤哲也、ブルーザー・ブロディらの選考漏れという禍根は残さなかったろうに…。その現象は大相撲でも起きていて、大関・朝潮、琴風、関脇・高見山が30傑に入らなかったことに対する不満の声が出ている。

 大相撲編をプロレス的に見れば、スタジオゲストに、好角家で知られるやくみつる、デーモン閣下、スー女の市川紗椰、山根千佳らとともに、元大相撲幕内のミスター・プロレス、天龍源一郎が出演。そして、幕内時代の天龍が平幕だった千代の富士を突っ張りで圧勝する“お宝VTR”が紹介され、総選挙1位に輝くことになる千代の富士を「生意気でしたね」と滑舌よくコメントしたのは面白かった。プロレス編でタレントの鈴木奈々が1位に予想して失笑を買っていた曙は、大相撲編で18位にランクイン。同じ横綱レスラーの輪島は13位だった。

 プロレス編の後、テレビ朝日では、7月6日深夜の「お願い!ランキング」(月〜木曜・24時50分〜)で「今1番カッコいい!イケメンレスラーBEST3」を発表している。プ(ロレス)女子を代表して松井珠理奈(SKE48)と二階堂綾乃(漫画家)が選出。松井の1位は棚橋弘至で2位がケニー・オメガ、3位・海野翔太(新日本の若手)、番外が田口隆祐。二階堂の1位はタマ・トンガ、2位・中邑真輔、3位はソベラーノ・ジュニア(マスクマン)、番外はWWEのロマン・レインズだった。スポーツ総合誌「ナンバー」のプロレス総選挙は内藤の圧勝だったし、ネットでの論争は尽きない。次の番組に期待したい。(酒井 隆之)

 ◆大相撲総選挙BEST30(最高位)※は現役

〈1〉千代の富士(横綱)

〈2〉貴乃花(横綱)

〈3〉大鵬(横綱)

〈4〉白鵬(横綱)※

〈5〉北の湖(横綱)

〈6〉稀勢の里(横綱)※

〈7〉朝青龍(横綱)

〈8〉双葉山(横綱)

〈9〉初代若乃花(横綱)

〈10〉舞の海(小結)

〈11〉初代貴ノ花(大関)

〈12〉3代目若乃花(横綱)

〈13〉輪島(横綱)

〈14〉千代の山(横綱)

〈15〉寺尾(関脇)

〈16〉宇良(幕内)※

〈17〉栃錦(横綱)

〈18〉曙(横綱)

〈19〉高安(大関)※

〈20〉小錦(大関)

〈21〉柏戸(横綱)

〈22〉魁皇(大関)

〈23〉北の富士(横綱)

〈24〉2代目若乃花(横綱)

〈25〉日馬富士(横綱)※

〈26〉高見盛(小結)

〈27〉遠藤(幕内)※

〈28〉武蔵丸(横綱)

〈29〉千代大海(大関)

〈30〉若島津(大関)

 ◆プロレス総選挙BEST20(※は現役)

〈1〉アントニオ猪木

〈2〉ジャイアント馬場

〈3〉初代タイガーマスク※

〈4〉オカダ・カズチカ※

〈5〉力道山

〈6〉棚橋弘至※

〈7〉ジャンボ鶴田

〈8〉獣神サンダー・ライガー※

〈9〉三沢光晴

〈10〉スタン・ハンセン

〈11〉長州力※

〈12〉武藤敬司※

〈13〉小橋建太

〈14〉天龍源一郎

〈15〉ケニー・オメガ※

〈16〉橋本真也

〈17〉蝶野正洋

〈18〉ハルク・ホーガン

〈19〉真壁刀義※

〈20〉アンドレ・ザ・ジャイアント