◆世界陸上第1日(4日・ロンドン)

 ロンドン世界陸上第1日(日本時間5日未明)、今大会を最後に現役引退を表明している、世界最速のウサイン・ボルト(ジャマイカ)が有終の3連覇へ挑む。

 ▽男子100メートル予選(午前4時20分)

 1日にロンドン市内で行った会見では「間違いなく、今も俺が一番速い」と断言。背中の痛みなどから状態が不安視されているが「自信満々でなければ、世界陸上には出てこられない。自分は伝説。引退レースの記事の見出しは『誰も勝てない、誰も止められない、ボルト』だね」と意気揚々と話した。

 対抗馬の筆頭は、今季世界ランク1位(9秒82)のクリスチャン・コールマン(米国)。21歳の新鋭は初の世陸へ「ベストのパフォーマンスをすれば特別なことが起きるだろう」と自信を示す。同じ米国代表で、長らくボルトと覇権を争ってきた16年リオ五輪銀メダルのジャスティン・ガトリンも、35歳ながら今季全米選手権を優勝。力はいまだ衰えていない。

 日本勢は、サニブラウン・ハキーム(18)=東京陸協=、多田修平(21)=関学大=、ケンブリッジ飛鳥(24)=ナイキ=の3選手が出場。今季日本選手権短距離2冠を果たしたサニブラウンには、日本初の9秒台突入の期待もかかる。18歳は、3日に試合会場併設のサブトラックに姿を見せ「明日(4日)会場に入ってから、スイッチが入れば良いかなと思う」とリラックスした様子で話していた。

 ▽男子1万メートル決勝(午前4時20分)

 20年東京五輪に向けて、トラック種目からマラソンへの転向を表明しているモハメド・ファラー(英国)が、12年ロンドン五輪から16年リオ五輪まで世界大会4連覇中。地元開催の今大会で、有終の5連覇に挑む。ファラーを阻むのが、自己ベスト26分台のアフリカ勢。日本の実業団・九電工に所属する16年リオ五輪銀メダルのポール・タヌイ(ケニア)が、対抗馬の最有力となりそうだ。