◆楽天3x―2ロッテ(4日・コボパーク宮城)

 楽天は4日のロッテ戦(コボパーク)で、雨中の逆転サヨナラ勝ちし、連敗を3で止めた。右肘痛が完治はしていないものの、指名打者として戦列に復帰している茂木栄五郎内野手(23)が、3回に追撃の13号ソロ。復帰初本塁打の1点が、結果的に勝利に結びついた。復帰5試合で3安打と完調とはいかないが、この1本をきっかけに、再び上昇気流に乗っていく。

 甘く入ってきたスライダーを、完璧にとらえた。打った瞬間に分かる打球が、右翼席中段に突き刺さる。3回2死走者なし。初球をとらえた今季13号ソロを「ストレートに合わせていったけど、来たのはスライダー。ストレートにタイミング合ってなくて、たまたまですね。いい角度がついて、本塁打になってくれました」と冷静に振り返った。

 いつもとは違う“ポジション”に、戸惑いがある。右肘が万全ではなく、指名打者での出場。「難しいですね。考える時間も多いし、守備のとき、何したらいいのかも分かってない。それにDHは、打たなきゃいけないと思っているので」。この日を含め、復帰5戦で20打数3安打。故障明け、慣れないDHと厳しい条件の中で、大きく崩れる前に1本出た意味は大きかった。

 チームの連敗も3でストップ。誕生日をサヨナラ勝ちで飾った梨田昌孝監督(64)は「これが少し自信になれば」と茂木の復調に期待。「これをきっかけにしていきたい」。リードオフマンの完全復活が、故障者続出のチームの流れを変える。(山口 泰史)