◆世界陸上 第1日(4日・英ロンドン)

 男子100メートル予選で、多田修平(21)=関学大=が超幸運ぶりを見せた。抽選で決まる組分けで、世界最速のウサイン・ボルト(ジャマイカ)の真横を引き当てた。「うれしさが一番大きかった」。得意の序盤で抜け出し、60〜70メートル付近まではボルトにも先行してトップを快走。ラストで3人に振り切られたが、10秒19の6組4着と粘り、タイム順上位6人以内での準決勝進出が決まった。

 今年6月の日本学生個人選手権で追い風4・5メートルの参考記録ながら、9秒94をマークして一気にブレイク。今大会も「体が軽くて足さばきも良い」と好調を維持し、日本代表の伊東浩司監督(47)も「多田は良いですよ」と目を細めている。準決勝に向け「(予選は)途中まで行けると思ったけど、後半力んでしまった。もう少し直せば、ベストに近い走りができるはず」と前を向いていた。