新しい一口馬主システム「DMMバヌーシー」が、8月5日20時から募集を開始する。その募集馬の価格の内訳が、DMM.com証券の協力で明らかになった。

 一例として挙がったのは、昨年のセレクトセールで1億9000万円(税抜き)で購入した「ベネンシアドールの2015」(栗東・池江泰寿厩舎)。1口価格は4万2000円で、総口数は9932口。募集総額は4億1714万4000円になる(ファンド費用内訳を参照)。

 上乗せ分について、事業を統括する野本巧氏は「JRAクラブ法人申請の際に事業計画を提出しているので、変更は虚偽申告になってしまいます。そのため、今年度はできませんが、価格の高い馬は手数料を下げるなどして、来年以降は総額を下げたいと思っています」と説明した。

 内訳の「情報料」は馬の近況などを伝えるのにかかる費用。“感動の共有”をテーマに掲げる野本氏は「情報提供はこのサービスの核となる部分だと考えています。馬や牧場、厩舎などを映像で紹介をするのに、どうしても人件費がかかってしまう。この点はご理解いただきたい」と話した。

 「システム利用料」はアプリや、DMM.com証券の金融データベースシステム、バックシステムなどにかかる費用。現在は募集馬が9頭のため、1頭あたりの単価が高くなってしまうが、頭数が増えれば、そのぶん安くなる。野本氏は「今後、頭数は増やしていく予定です。仮に募集馬が90頭になれば、費用は10分の1になります」と見通しを語った。

 このほか、愛馬会法人であるDMM.com証券のカスタマーサポートなどにかかる「ファンド運用管理費」、クラブ法人であるDMMドリームクラブの管理費となる「クラブ法人運用管理費」がそれぞれ設定されている。

 また、デビュー前に事故や病気で死亡したケースや、3歳10月未勝利のため引退となった場合の返金例は別表(ベネンシアドールのケース1、2)の通り。“コミコミ”で支払った初期費用から、時期に応じて返金されることになる。

 新しいシステムでの募集は、ファンにどう受け止められるのか。また、新規のファンを呼び込むのか。サービス開始後の動向に注目が集まる。