“小菅マジック”で31年ぶりに聖地での勝利を狙う土浦日大(茨城)が5日、西宮市内のグラウンドで調整。小菅勲監督(50)独自の「甲子園用練習」で汗を流した。

 初戦は第2日第2試合で松商学園(長野)と対戦する土浦日大。まずはノックだ。1日最大4試合が行われる甲子園は、回戦が進むたびに「どうしても足場が荒れてくる」と、ゴロがイレギュラーにバウンドするようセッティング。一、二塁と二、三塁のベースを挟むようにそれぞれ2本のラインを引き、その内側の走路に当たる部分をわざと荒らした。ラインの内側ではなく、その前後で捕るよう指示。選手の自己判断を促しながら約20分ほど、右へ左へ動かした。

 また、甲子園では地方大会よりも迅速な動きが求められる。そこで攻守の切り替えを1分以内で行う練習も行った。3アウト目を取った瞬間から先頭打者が打席に入るまでの時間を計測。最初は2〜5秒ほどオーバーしたが、最終的には58秒に。「監督会議でも時間のことは言われた。いきなり速いテンポで進められても焦らないように」との配慮からだ。

 締めは試合後のアルプスへのあいさつ。抽選の結果、3回戦までは三塁側ベンチを利用する。校歌を歌い終えた設定で、三塁側アルプスへ駆けだし、一列に並ぶと「(三塁)線を踏むなよ!」と激しいげきが飛んだ。

 84年夏に木内幸男監督(86)率いる取手二(茨城)の三塁手として全国制覇した当時の経験も踏まえ、指揮官は選手たちに「聖地とはどのような場所か」を練習で体感させた。