◆楽天8―5ロッテ(5日・コボパーク宮城)

 楽天の美馬学投手(30)は5日、7回途中7安打1失点の粘投で、自己最多に並ぶ9勝目を挙げた。初回、加藤に先頭打者弾を浴び、6回までは毎回走者を背負ったものの、追加点は許さず。打線の援護を受け、自身初の2桁勝利に王手をかけた。

 虫にも負けず、粘り強く投げ続けた。試合中、小虫が大量発生するアクシデント。「一瞬、雨かと思ったぐらい。打者も見にくいかと思ったけど、打たれたので切り替えていきました」と苦笑した。走者を背負っても決定打を許さず「調子はよくなかったけど、要所で粘れた」と振り返った。

 “球宴後遺症”から抜け出した。初出場だった大舞台は、第2戦に3番手で登板し、2回無安打3奪三振無失点とほぼ完璧な内容。しかし「オールスターで、短いイニングだから違う投げ方をした。(球宴前は)力感を出して投げていなかったし、ひずみが生まれた」。完調とはいかなくても、修正した成果を見せた。

 これで自己最多タイの9勝目。初の2桁勝利が迫るが「数字を意識するといいことがない。これからも、負けないようにやっていきたい」。丁寧にアウトを積み重ね、チームを勝利へ導いていく。(山口 泰史)