◆明治安田生命J1リーグ 第20節 磐田2―3広島(5日・ヤマハスタジアム)

 ジュビロ7連勝ならず―。広島と対戦したジュビロ磐田は前半16分、中村俊輔(39)のPKで先制するなど2―1で折り返したが後半13分、18分に失点し、2―3で逆転負け。ポーランド2部オドラ・オポーレへ完全移籍するMF松井大輔(36)に惜別の勝利を贈ることができなかった。

 満員のヤマハにため息が漏れた。1点を追う後半43分、俊輔からのクロスにFWアダイウトンが強烈なヘッドで合わせるもバーに。そのまま終了し、5月20日の柏戦(0●2)以来約2か月半ぶりとなる敗戦。試合後、チームを離れる松井のセレモニーが予定されていただけに、名波浩監督(44)は「勝って笑顔で送り出したかった。松井に申し訳ない」。チームの連勝は6でストップした。

 前半16分、MF中村俊がPKで先制。追いつかれたが、前半28分。今度は俊輔の左FKからDF大井が頭で合わせて2―1。俊輔にとってチームで最も仲が良かったのは3歳年下で1月のキャンプ時も同部屋の松井だった。親友への惜別1ゴール1アシストを前半だけで挙げ、02年以来の7連勝へ向けボルテージは最高潮に達した。

 だが、後半風向きが変わる。同13分、FWパトリックの移籍後初ゴールで同点。同18分にはMFアンデルソン・ロペスに決められ逆転を許した。広島は7戦勝ちなしだったが、ヤン・ヨンソン監督体制になり戦術を変えており、指揮官は「守備のギャップをつかれてしまった」と振り返った。

 中3日で仙台戦(9日・ユアスタ)が控える。名波監督は「6連勝で積み上げたものは変わらない。連敗しないことが大事と選手に話した」。今回、出場停止だったMFムサエフと川辺駿の両ボランチも戻ってくる。敗戦を糧に再び立ち上がる。(山田 豊)