◆札幌市長杯 大倉山サマージャンプ(5日、札幌・大倉山ジャンプ競技場=HS134メートル、K点120メートル)

 女子は2回目に夏のジャンプ台記録となる135・5メートルの最長不倒をマークした伊藤有希(23)=土屋ホーム=と高梨沙羅(20)=クラレ=が、ともに222・8点で同点優勝となった。男子は小林陵侑(20)=土屋ホーム=が132メートル、130・5メートルを飛び、合計270・5点で優勝。伊東大貴(31)=雪印メグミルク=が2位、葛西紀明(45)=土屋ホーム=は7位。

 日本の二枚看板が“仰天の結末”を演出した。最後に飛んだ高梨が126メートルに着地し、電光掲示板に映し出された得点は伊藤と同じ222・8点。高梨が「驚いた気持ちとうれしい気持ち」、伊藤は「幸せを分かち合えた感じがする」と話し笑顔で握手を交わした。

 前日の大会に続き、この日もスタート位置が極端に低く設定され助走速度が抑えられた。しかも風の向きと強さが一定しない難条件。そんな中での2回目で、伊藤は135・5メートルのジャンプ台記録を打ち立てた。それでも「風ですね。運に恵まれただけ」と満足せず、テレマークが決まらなかった着地など反省点を並べ立てた。高梨も「今は結果より内容重視。課題が多すぎて」と納得していない。

 6日にはフランスでのグランプリ大会に向けて出発する。「日本の女子のレベルは上がってきている。みんなでいい流れをつくっていければ」と高梨。2人の争いの先に、平昌五輪での“幸せの結末”が待っている。