◆巨人4―5中日(6日・東京ドーム)

 中日が東京ドームの巨人戦で2カード連続勝ち越し。最終回を抑えて今季2セーブ目を挙げた岩瀬仁紀投手(42)が、プロ野球新記録の通算950試合登板を達成した。

 試合は衝撃の結末で幕を閉じた。1死一、二塁から巨人・坂本が右中間に大飛球。中堅・大島が好捕すると、二塁をオーバーランしていた一塁走者・重信は、帰塁の際に二塁を踏み忘れて一塁へ。直後に中日のアピールプレーが認められて併殺が完成。ゲームセットが告げられた。

 一塁・ビシエド(二塁のバックアップに向かっていたため)「重信が踏んでいないことを正面で見ていたよ。大切なプレーができて良かった」

 遊撃・京田「タンケ(ビシエド)が気づきました。僕はテンパって審判に(うまく)言えず、あとは(堂上)直倫さんに任せました」

 二塁・堂上「踏まずに帰塁しましたよね」(と冷静に有隅塁審に確認)

 有隅二塁塁審「最初に京田選手が言ってきました。その時点でボールデッドだったので『ボールデッドでは受け付けられない。プレーがかかってからアピールしてください』と言いました」

 その後、アピールプレーを求めた京田と堂上が「岩瀬さん、ボールボール!」と叫び、岩瀬は訳も分からず二塁に送球した。だが、その時点でもインプレーでなかったため、やり直し。主審のプレーのコールがかかり、改めて2度目の二塁送球でアウトが認められた。

 この日の登板でプロ野球新記録の950試合登板を達成した岩瀬も「一歩間違ったら大変なことになっていた」と振り返ったように、坂本の打球が抜けていれば逆転サヨナラ負けだった。

 仮にそうなっていれば、8カード連続負け越しと、今季ワーストの借金15を同時に記録していたことになり、いずれも昨季、谷繁前監督が解任された状況と同じ“危険水域”に陥るところだった。