全国都道府県中学生相撲選手権が6日、東京・両国国技館で行われた。大相撲の尾上親方(元小結・浜ノ嶋)を叔父に持つ熊本の川上竜昌(3年)が個人軽量級と団体の2冠を達成した。

 特に団体では182センチ、67キロの細身の体に負けず奮闘した。「おっちゃん(尾上親方)と同じようなスピードを生かした相撲をとりたい」と決意。決勝では1勝1敗の状況から大将で登場。石川の白神嶺治(3年)に土俵際まで追い込まれながら、逆転の左下手投げで劇的勝利を挙げた。「自然と体が動いた。まだ自分でも信じられない」と熊本の22年ぶりの優勝をたぐり寄せても夢見心地だった。

 5歳上の兄は尾上部屋の三段目・竜虎(19)。保育園から相撲を始め、「兄と違って突ききる力が僕にはない。大相撲に入りたい気持ちはあるけどまずは高校で鍛えたい」と地元の強豪、文徳への進学を希望。前日は尾上部屋に泊まり兄と再会し、「いじられました」と苦笑いしたが胸を張って快挙を報告できそうだ。