◆第52回関屋記念・G3(13日・芝1600メートル、新潟競馬場)

 関屋記念(13日、新潟)で中京記念に続くサマーマイルシリーズ連勝を狙うウインガニオン。重賞初制覇で勢いに乗る関西馬と引き続きコンビを組むのは、津村明秀騎手(31)=美浦・フリー=だ。

 「乗っていてこんなに強くなっていくのか、と驚くほど。新潟の外回りで上がりが速くなっても、こなしてくれそう」

 その乗り味を語る津村の表情は明るい。3連勝で2着につけた着差は、谷川岳Sが首、パラダイスSが半馬身、前走の中京記念が2馬身半と一戦ごとに広がっている。

 「前走はこの馬にしてはスタートが遅かった。スタートを出ていたら、逆にあんなにうまくいかなかったかもしれない」

 そう振り返る重賞初Vは鞍上の判断が能力を最大限に引き出した。8勝中逃げて5勝のパートナーを2番手から導き、内から力強く抜け出した。

 「当日の9R(芝2200メートル、渥美特別)で最内枠のラウレアブルームが勝ったのを見て、内に進路をとろうと決めた。あの日だけ単発で乗りに行って、先入観なく乗れたのもよかった」

 6〜8月の成績が8戦7勝の夏男のウインガニオンがここを勝てば、サマーマイルシリーズ優勝とともに、秋への期待がふくらむ。

 「今回は(ハナに)行く気で臨む。リズムよく行けば本当に強い。ここも勝ちたい」

 主役不在のマイル戦線で伏兵から主役へ―。8勝中7勝の左回り巧者を「右回りでも問題ないと思う」と津村。その視線は秋の京都をにらんでいる。(川上 大志)