ヤマ場だョ!全員集合! 故障者が続出している楽天は、来週15日からの西武、ソフトバンク6連戦で藤田一也内野手(35)とカルロス・ペゲーロ外野手(30)が復帰するプランがあることが7日、分かった。指名打者での出場が続く茂木栄五郎内野手(23)も守備に就ける見込みだ。さらには、松井裕樹投手(21)も遠投を再開させ、8月中の復帰が現実味を帯びてきた。首位再奪取へ、万全の布陣が整ってくる。

 真夏のヤマ場に、ギリギリ間に合いそうだ。楽天は15日から、7日時点で4ゲーム差に迫られている3位・西武、さらには1・5差で追う首位・ソフトバンクとの6連戦を控える。4年ぶりのリーグ制覇へ運命を握りそうな1週間に藤田、ペゲーロが復帰する見通しが立った。

 腰痛で離脱した二塁の名手・藤田は8日からイースタン・ヤクルト戦(泉)で実戦復帰予定。今週末にも1軍に合流できそうだ。左太もも裏肉離れのペゲーロは治療をしていた米国からすでに再来日。近日中の再検査の結果が良好であれば、本格的な練習を再開する。

 右肘痛でDHでの出場が続く茂木も、6日のロッテ戦(コボパーク)前には遊撃でシートノックを受け、スローイングの強度も徐々に上がってきた。「ショートで試合に出ないとチームにも迷惑がかかる。早く打って守って、をしたい」と意欲。遊撃に戻ればチームの守備力も増す。

 さらに左肩痛で8月中の復帰が絶望的と見られていた守護神・松井裕がこの日、コボパークでの先発投手練習に参加し、70メートルほどの遠投を再開。「痛くないというのを体に覚えさせて、怖がらずに投げていきたい」とうなずいた。キャッチボール相手を務めた与田投手コーチも「僕がビックリするくらい。月末くらいにいければ」と驚異の回復に期待。第2のヤマ場となる29日からの西武、ソフトバンク6連戦に間に合う可能性も高まった。

 故障者が続出し、ここ2週間は2度の3連敗を含む4勝7敗。首位の座を明け渡し、一時は10差以上あった西武との差も詰まった。6日から仙台で七夕まつりが始まると、梨田監督も「故障者が治って優勝できるように、早く戻って来てほしい」と祈っていた。

 上位3チームが勝率6割以上のハイレベルな優勝争い。今季最大の試練を迎えていたイヌワシ軍団に、希望の光が見えてきた。