◆サントリー ドリームマッチ2017 ザ・プレミアム・モルツ球団5―4ドリーム・ヒーローズ(7日・東京ドーム)

 プロ野球OBによる夢の球宴「サントリー ドリームマッチ 2017」が7日、東京ドームで行われ、山本浩二監督率いるザ・プレミアム・モルツ球団が5―4で田尾安志監督が指揮を執るドリーム・ヒーローズに勝ち、4連覇を達成した。伝説の男たちのプレーで4万2336人の観衆を魅了。熊本や東北に笑顔を届けた。同大会は今年で22回目を迎え、累計来場者数が100万人を突破。LINEによる生中継も実施され、380万人を超える視聴で大好評。

 サントリー ドリームマッチならではのシーンだった。6回。ザ・プレミアム・モルツ球団のマウンドに上がったのは何と稲葉だった。中京高(現中京大中京)3年時以来の登板にも、左腕からのキレのある投球で関本を左飛に仕留めた。5回には2点適時打を放つなど投打にわたる活躍でMVPを獲得した。「1年に1回なので楽しみにしています。最初の打席が併殺打だったので、なぜMVPかは分かりませんが」と笑顔を見せた。

 ザ・プレミアム・モルツ球団の山本監督、ドリーム・ヒーローズの田尾監督のイキな采配に満員のスタンドが沸いた。足でみせたのは初参戦の鈴木尚。4回、中畑の代走で出ると、すかさず二盗。この盗塁を手始めに特別ルールを利用して7盗塁を決めた。山本監督も鈴木尚が代走に出ると、これも初参戦の谷繁を起用。強肩で2度、鈴木尚を刺した。ビーム賞を獲得した鈴木尚は「谷繁さんに刺されてちょっと悔しい思いもしましたけれど、すごく楽しめました」と息を弾ませた。

 大ベテランも沸かせた。77歳の張本は8回に代打で出場し、“あっぱれ”の右前打で大歓声を浴びた。山本監督が「素晴らしいですよね。日曜日の番組では自分で(あっぱれと)言いますよ」と驚けば、田尾監督も「張本さんのヒットが目の前で見られてうれしいです」と感激していた。「年に1回の試合で声援がすごいのは選手が真剣にやっているからですよ」と山本監督。レジェンドたちのひたむきなプレーが、東北、熊本の人たちを勇気づける。