◇第99回全国高校野球選手権第2日 ▽1回戦 前橋育英12―5山梨学院(9日・甲子園)

 前橋育英がエース高橋光成(現西武)を擁して初出場優勝を飾った2013年以来の夏初戦突破を果たした。初回に4番・飯島の左前適時打で先制。3回には小池の左越えへの2ランなど5安打を集めて5点。6回にも飯塚の3ランなどで4点と猛打で12点を奪った。

 長打力とともに機動力も光った。1番・丸山が4盗塁、8番・飯塚が3盗塁など計8盗塁。特に丸山は1、3回と三盗を決め、得点につなげた。群馬県では今夏も決勝で対戦した健大高崎の”機動破壊”が全国的に知られているが、そんなライバルのお株を奪うような機動力を見せつけた。

 昨夏は初戦の2回戦で嘉手納(沖縄)と対戦し、2点リードの7回に一挙8点を奪われて逆転負け。その時の悔しさを知るメンバー5人を含め、ナイン一丸となって最後まで集中力を切らさずに勝利を手にした。「こんなに点を取れるとは思いませんでした。走塁をからめ、積極的に打ちにいったことがよかった」と荒井直樹監督(52)も選手をたたえていた。